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方舟

Kotobuki Shiriagari

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784872335545
ISBN 10 : 4872335546
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2000
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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まるで3.11震災後の今の世の中を暗示し...

投稿日:2012/02/01 (水)

まるで3.11震災後の今の世の中を暗示したかのような切なく深い作品。 ちょっと読んでいて辛く感じるかもしれません。 ただその分、読み終わった後必ず感じるものがあるはず。 しりあがりさんの作品で弥次喜多inDEEP、そしてこの方舟は必ず読むべき名作。

toft さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 三柴ゆよし

    しりあがり寿は、まったく救いの無い「終末」を描ける稀有な存在だ。

  • モヒート

    『この期に及んで希望だと!?』降り続ける雨に飲み込まれていく世界の話。こんな時くらい家族一緒にいられないのか!と憤るお父さんと、こんな時だからこそ好きな人のところに行くんだ!と出ていく娘。なんつーか、残酷なほどの価値観の違いがリアル。「今年は異常気象で〜」くらいの余裕噛ましてられるころの、バラエティーやワイドショーの描写に毒が効いてていい。

  • 向う岸

    1999年から2000年にかけて連載されたもの。いずれ止むだろうと思われていた雨が、延々と降り続く。それも土砂降りではなく、小雨が降り続くのだ。雨は地上を徐々に水没させ、人々は行き場を失っていく。普通に生活して幸せを手に入れるはずだったのに、全ては理不尽に奪われてしまった。なんでも現状に結びつけてはいけないが、どうしても考えちゃうよね。

  • カトキチ

    ある日全国に大雨が降る。最初は雨が止まないねぇとのんきに過ごしていた人達も、あまりに雨が降り止まないので、次第に焦り始める。雨は勢いを増す事もなく、静かに静かに降り続き、やがて、東京を飲み込んで行く。人間ドラマも無ければ、物語に起伏も無い。ひたすら雨が降り続け、そして世界が終わって行く状況を淡々と描き続ける。 『方船』は静かに静かに雨が降る。そして、ゆっくりゆっくり人々が狂って行き、ゆっくりゆっくり死んで行く。『方舟』にはそれしかない。圧倒的な終末感。C・マッカーシーの『ザ・ロード』が好きな人におすすめ

  • いと

    ☆☆☆半

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