Books

首折り男のための協奏曲 新潮文庫

Kotaro Isaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101250311
ISBN 10 : 4101250316
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971(昭和46)年千葉県生れ。’95(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。’08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    7つの短篇を収録。それらは本来は独立したものだったようだが、単行本化に際して並べてみると「緩やかに繋がりができ」た「不思議な本」に。最後に置かれた「合コンの話」には、連作短篇的な繋がりを持たせようとした節も伺える。全体としては円環を結ぶこともなく(当然か)どこか宙に浮いたような奇妙な味わい。「いじめ」、「暴力」、「仕返し」(復讐というほどには情念的ではない)が全体に通底するテーマのようでもある。そして、飼育するクワガタを眺める神のごとき視点で書かれたのが本書か。その軽さは作家自身が神ならぬ身故であろうか。

  • カメ吉

    色んな話の短編集。最後はどっかで繋がってる構成で面白い作品でした。『僕の舟』がよかった。奧さんの天然さと探偵のクールさが面白かったし結末が出来過ぎで…。

  • ehirano1

    連続短編かと思ったらそうではなかった・・・・・。著者にしてはちとパンチが弱いように感じましたが、それでも最後まで読ませるのは流石だと思いました。ローレンツの「攻撃-悪の自然誌」は早速注文しました。

  • mae.dat

    首折り男の大藪さんや、個人的に超お久し振りの黒澤さん等々が駆け廻りながら、緩やかに繋がる短篇7篇。確かにね、1話1話の主人公の所作が光り、交響曲では無くて、協奏曲を成していますね。ラストも然り( ¨̮ )。一話毎にちょっとした仕掛けも仕掛けられていて、凝っているね。伊坂さんの技が施されているよ。時空を歪ませてみせたり、時には俯瞰から又は局所的に描いてみせたり。流石っす(๑•̀ㅂ•́)و✧。風変わりな『合コンの話』の中の「――おしぼりサインに関する、よくある質問」がいいね。実践的で( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。

  • しんたろー

    お得意の殺し屋が出てくる話、チョッと素敵な恋話、不思議な話、ゾッとする話、コメディっぽい話など、伊坂さんの才能が詰まった短編集。それぞれの話には関連があったりなかったりだし、アッと驚くドンデン返しがある訳でもない… なので「伏線の回収」や「繋がり」を強く求めるミステリファンには物足りないようだが「こういうのも書けますが、いかが?」と伊坂さんから問いかけが聴こえ、新しい手法への挑戦も感じた。会話の妙は健在だし名言も散りばめられていて伊坂ワールドは相変わらず楽しく、特に『僕の舟』と『合コンの話』が好きだった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items