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陽気なギャングが地球を回す文庫版

Kotaro Isaka

User Review :4.5

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396332686
ISBN 10 : 4396332688
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2006
Japan

Content Description

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年、千葉県生まれ。2000年『オーデュポンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビュー。以後、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補にも連続してノミネート、各種ランキングの常連で、いま最も目の離せない作家の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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伏線の張り方も上手く、エンターテイメント...

投稿日:2021/07/11 (日)

伏線の張り方も上手く、エンターテイメント小説としての完成度は非常に高いので、すでに発売されている続編にも期待したいところ。また、映画化もされているのでそちらも観てみようかしらん。芥川龍之介曰く「本当らしい小説とは恐らく人生におけるよりも偶然性の少ない小説である」という響野のウンチクには思わず納得してしまった。そりゃそうだ。

ナムリ さん | 不明 | 不明

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伊坂さんの本を読んだことない人がいたら、...

投稿日:2021/06/29 (火)

伊坂さんの本を読んだことない人がいたら、まずこれをすすめたい!入り口に選ぶならこれがいい。 最初から最後まで楽しく読めて、とことん伊坂さんの世界に浸れるところが好き。1人1人のキャラクターが魅力的。

えびまよ さん | 東京都 | 不明

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言葉のチョイスが面白くて伊坂ワールドが広...

投稿日:2021/06/19 (土)

言葉のチョイスが面白くて伊坂ワールドが広がっています。 犯罪すらもポップな感じになって、読み始めると止まりません。 止めるのがもったいなく感じます。

りななな さん | 京都府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    「ギャング」というタイトルにばかり気が行ってしまい、著者が伏線配置/回収の帝王だということをすっかり忘れていました。まさかまさかあんな所に伏線を配置するなんて誰が予想出来るのかと思いました。そして、怒涛の伏線回収(膝が痛いです・・・)には完全にスタンディングオベーションでした。

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️伊坂さん5作品目。初期の作品だからか、かなりドタバタ感はありましたが、何とか最後まで繋がってました。今まで読んだ中では平凡な出来映えな方かも知れません。次に期待します。

  • ちょこまーぶる

    面白い銀行強盗の仲間たちでした。こんなにお気楽に強盗されたんじゃ銀行もたまったもんじゃありませんよね。強盗の際の時間稼ぎ?の講釈をするなんて思ってもみない発想でした。しかも、それぞれのキャラ設定が際立っていてグイグイと没頭させる内容でした。そして、最期の騙し合いを読んでいて、思わず小さな声でですが「エッ!!」と声をあげてしまうほどの楽しさでした。本のタイトルのようにこんなギャングが地球を回す日がくるのだろうかと思うとウキウキしてくるので、いつかもう一冊のギャング作も読んでみたくなった一冊でした。

  • とも

    非常に評判の良い「陽気なギャングが地球回す」ようやく読めた。確かに!評判の良いのも納得。スピード感もあり、伊坂節も満載、昭和風に言えばハラハラ、ワクワク。 伊坂ブームの先駆けとら言われるのもよく分かる。 安直で単純明快な感想やけど最高に面白かった♬ 響野が少し「砂漠」に出てくる西嶋とダブったのは自分だけか。 安心、安定の伊坂さんオススメの一冊に間違いなし。

  • absinthe

    伊坂氏の観察眼と人間の描写力に脱帽。謎自体は難しくなく、だいたい想像つく範囲だったがセリフや描写が面白いのでそれだけでも最後まで楽しめた。伏線がパタパタと綺麗に回収される展開も見事だが、謎の意外性よりも文章の面白さで勝負できる作家は強いとわかった。ネタを知っていても楽しめるから。強盗の間の無意味にも見える長広舌が良く、世相に対する皮肉も聞いている。世間をなめているフリをしながら真面目に突進する。犯罪を応援するのは気が引けるが、人物たちの次の活躍が早く見たい。

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