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逆ソクラテス 集英社文庫

Kotaro Isaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087445329
ISBN 10 : 4087445321
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

【2021年本屋大賞ノミネート作】
【第33回柴田錬三郎賞受賞作】

敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!

逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。

【著者略歴】
伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『重力ピエロ』『終末のフール』『残り全部バケーション』『クジラアタマの王様』『ペッパーズ・ゴースト』、阿部和重氏との合作『キャプテンサンダーボルト』などがある。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞、20年『逆ソクラテス』で第33回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    表題作から始まる、打ち消し型タイトル小中学生男子目線短篇5篇。子供と大人の接点は生徒と教員の関係であったり、選手とコーチの関係等、狭いコミュニティの中で形成されますね。形は少しずつ違っていますが、そんな中で体力的に勝る大人が、ただガツンとやる事を是としない事が通底しているでしょうか。決して子ども万歳ではなく、相手を正しく見る、思い込みを打ち破るという視点を育むのが、伊坂さんの優しさであり強さなのかもしれませんね。子供同士の間でも同じ事が言えて、評判を貶す様な行為は慎まないと、結局は自身に跳ね返るよね。

  • ニカ

    小学生達が主人公の短編集。どの話しも面白い。伊坂さんもインタビューで言っていたけど、この本は大人が読んでも「ハッ」とさせられる言葉が書いてある。自分の好きなものを否定された時、心の中で「僕はそう思わないけどね」って思うのは目から鱗だった。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/08/post-821e04.html 紹介文にもある通り、「最高の読後感」でした。表題作にある『そうは思わない』という言葉は、非常に刺さります。

  • しゅら

    伊坂作品はエンタメでおもしろいけど言いたいことは特にない、みたいな話が多い印象だったが、これはメッセージ性があって心に響く。小学生が主人公の短編集だけど大人を子供の視点で成敗したり大人の背中を見て学んでいたり、すっきりほっこり清々しい感じ。あとがきとインタビューも良い。「僕はそうは思わない」流行語になるかも笑。「「俺たちは、誰かの影響を受けずにはいられない。自分がどう思うかよりも、みんながどう思うかを気にしちゃう。君は、ドクロマークがダサいと言われたら、そう感じずにはいられないし、もう着てはこられない」」

  • 里愛乍

    世界一ピュアな人類が、濁りまくった理不尽な社会に疑問を投げかける。こんなにも彼らに共感しかつ爽快になれるなんて、まだまだ私たち大人は大切な物だけは大事に出来ているのかも。明らかにおかしいや間違ってるが蔓延ってる世の中で「僕はそうは思わない」と思えること、この自然発生は無くさずにいたいわけで。それにしても改めてサブタイトルが秀逸すぎる。表紙イラストもお洒落だし完璧な一冊だなとつくづく思う。

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