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サブマリン 講談社文庫

Kotaro Isaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065145951
ISBN 10 : 4065145953
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan

Content Description

家庭裁判所調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプ。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。また15歳のパソコン少年は「ネットの犯行予告の真偽を見破れる」と言い出す。だが一番の問題は傍迷惑な上司・陣内の存在だった!読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いてみえる大切な物語。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。’08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と第21回山本周五郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ろくせい@やまもとかねよし

    「チルドレン」を引き継いだ物語。10数年を経て深掘りされた主題、それを軽快ではあるが決して外さない伊坂さんの筆力に感動。主人公が信念から発する他者を傷つけない利己。本書は、そんな言葉や態度を理解し共有し合えない人間をあえて端々に持ち込み、人間社会を考察させる。しかし解はないとも堂々と表現する。矢野利裕さんの解説は的を射てた。多様な人間からなる社会では、音楽が言葉と並び一つの鍵だと表現すると。「上司」「五年」のくだりには思わず声を上げて笑った。これらのネタを拝借したい衝動をもつが「上司」はハードルが高い。。

  • 五右衛門

    読了。いつも通り文庫発売日朝一番に購入させて頂きました。久しぶりに陣内さん❗切れっ切れでしたね。相変わらず飄々としていながら難しい問題に割りと正面からぶつかり【あえて突っ込んで行ってますが】答えじゃないかも知れないけれど帯にもあったように少し光が差しそうな、差したらいいのになと思わせてもらいました。途中で打ち切りになった漫画の結末、救命して助かった方からの連絡、生きていてこそですよね。明日も少しだけ頑張ってみます。その辺に陣内さん居ません?

  • hitomi.s

    家裁調査員の武藤さん、陣内さんの話。表紙がたまらなく可愛らしい。自分の考え方や感じ方を通して、物事や出来事や人びと相対するじぶんは、きっと、武藤さんや他の登場人物に近い。で、「それは、そういうもの」と、何の下心もなしにまるっと受け入れるのが陣内さん。チルドレンの感想でも書いたけど、やっぱり友だちに似ている陣内さん。似てるよと本人に伝えたくもあるけど、なんだか面倒な感じになりそうだから伝えないでおこう。そして、その友だちも歌はうまい。でも絡むのも感謝を伝えるのも、ほどほどにしておきたい。めんどうだから。

  • mae.dat

    『チルドレン』の続編ですが、陣内をはじめとしたキャラクターが使われているだけで、独立した作品となっている様に感じました。前作は短篇だったし、軽快な感じが強かった様に思います。今作は対照的に長編となっており、少年たちの犯した罪が重くのしかかり、少々息苦しさも感じました。陣内の軽妙で無責任な(?)発言が、そんな空気感を緩和したりしますが。そして本人は狙ってる風ではないのですけど(然し、本人に聞けばそれは認めないのでしょうね)後で効いてきたり。最後は報われると言うか、少なからずの希望は感じますね。

  • まりも

    これは家庭裁判所調査官が、罪を犯した子供達を更生させる為に奔走する姿を描いた物語である。深い。加害者となり罪を一生抱える事になった人と、一生消えることのない心の傷を負わされる事になる被害者。少年法とは何のために、誰の為にあるのか。これらのテーマだけだと物語が暗く重たいものになってしまうが、それを軽妙な会話と愉快なキャラクターでコーティングし、娯楽として楽しむと同時に社会についても考えさせられる。これは伊坂幸太郎だからこそ描けた物語だろう。陣内さんカッコいいわ。部下にはなりたくないけど(笑)

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