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グラスホッパ-

Kotaro Isaka

User Review :4.5
(5)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043849017
ISBN 10 : 404384901X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2007
Japan

Product Description

伊坂幸太郎の最強傑作、待望の文庫化!
妻の復讐を目論む元教師「鈴木」。自殺専門の殺し屋「鯨」。ナイフ使いの天才「蝉」。3人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

Content Description

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。95年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Comprehensive Evaluation

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私が初めて読んだ伊坂幸太郎の作品でした。...

投稿日:2021/04/11 (日)

私が初めて読んだ伊坂幸太郎の作品でした。後に、これの続編であるマリアビートルなども読みました。伊坂ファンなら必読です。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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この本が初めて読んだ伊坂作品でしたがその...

投稿日:2021/03/16 (火)

この本が初めて読んだ伊坂作品でしたがそのあといろいろ読んでみて、 あえてこれを読まなくてもよかったなぁという気も少しました。 かっこいい作品なのですが後に何か残るという類の本ではないので、 初めて読むなら別の作品をおすすめしたい感じです。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

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殺しの世界に関わる三人のストーリーが代わる代...

投稿日:2012/02/08 (水)

殺しの世界に関わる三人のストーリーが代わる代わる展開され、先へ先へ加速していくような読み味でした。視点が交替しながら進んでいく形の作品は多々ありますが、「グラスホッパー」は内容が面白く続きが気になるところで巧みにバトンタッチされていくので飽きませんでした

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    鈴木、鯨、蝉の三人の人物の視点から語られるという独特の手法をとるが、小説を統括するのは鈴木だ。小説の冒頭近くと末尾に、この物語の全体が鈴木の妄想である可能性を示唆してもいる。それは、この物語が善悪といった倫理規範を無視した暴力を描くことの、あるいは免罪符でもあるのだが。鯨、蝉、槿、鈴木の繰り出す暴力はそれぞれ質を異にする。もっとも鈴木のそれは極めて消極的であり、また彼は被害者でも加害者でもあるのだが。伊坂が理不尽なこの世に生まれ落ちた我々(作家自身も踏めて)に向ける視点は、明るいニヒリズムに他ならない。

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️図書館本。前半の関連性が解らないうちは、余りに殺しが多くてちょっと食傷気味でした。中盤以降関連性が見えてくると俄然読み進めるペースが上がるお話でした。3人の殺し屋が群集相のバッタが恰も共食いをする様に収斂して行くことでようやく本書の題名設定に合点がいきました。面白いけどこの手の作品は時々読むのが僕には頃合いかなと思えました。

  • 射手座の天使あきちゃん

    暴力、殺人、詐欺、・・・あらゆる悪行と、「槿」ファミリーのハートフル?な雰囲気が同居した不思議な物語、後半の展開スピード感ありましたねぇ! 「増えすぎたバッタは・・・」 から、主人公の名前を日本一の名字にしたのかな!? <(^_^;   全国の鈴木さん、引き合いに出してゴメンナサイ! m(_ _)m

  • せ〜や

    三人それぞれの視点で話が進んでいく。様々な専門家が現れてなかなか面白いけど、「押し屋」への持って行き方が、一人を除いてちょっと無理矢理な印象。ただ物語の中で、ほんの一行だけしか出てこない事を、後々しっかりと拾っていたり、伊坂さんの他の作品の事が物語の中に登場して、ちょっと感動しました。

  • hit4papa

    亡き妻の復讐に執念を燃やす元教師と、三人の殺し屋が織りなす著者お得意(?)の群像劇。殺し屋たちはそれぞれに魅力的なんですが、物語のキーマン「押し屋」の正体が受入れられるかで本作品の評価が決まってしまいそう。映画向きの作品なんでしょうね。

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