Messenius ja Lucia : Volmer / Oulu Symphony Orchestra, Niemela, Nisula, Luttinen, etc (2005 Stereo)(2CD)

史実とフィクションによる囚われと愛のドラマ

オッリ・コルテカンガスは、間宮芳生と共作した児童合唱のための『木々のうた』でも知られる作曲家。シベリウス・アカデミーでラウタヴァーラとハメーンニエミに作曲法を学びました。
　5作目のオペラは、スウェーデンの歴史学者ヨハネス・メッセニウス[1579-1636] が主人公。ウプサラ大学で歴史学を教えていましたが、反逆を理由にフィンランド東部カヤーニ城で囚われの生活を送った人物です。ユハ・セッパラが史実に基づき書いた台本では、妻ルシア、城の司令官（大尉）、現代の美術史家カルラのフィクションによるエピソードをまじえ物語が展開。アリアはないものの、伝統的な手法が音楽の基本となっています。メッセニウスが生涯を閉じたフィンランド、オウル市400年記念の委嘱作。（輸入元情報）

【収録情報】
● コルテカンガス：歌劇『メッセニウスとルシア』全曲

　ハンヌ・ニエメラ（バリトン／ヨハネス・メッセニウス）
　パイヴィ・ニスラ（ソプラノ／ルシア・グロトヒューセン）
　エッシ・ルッティネン（メゾ・ソプラノ／カルラ）
　ヨウニ・ココラ（バス・バリトン／大尉）
　ニクラス・スポーンベリ（バス／マグヌス・アンドレ）
　リク・ペロ（バリトン／修練者）
　ラッシ・ヴィルタネン（テノール／ルドベキウス）
　パウラ・エテラヴオリ（アルト／エルサ）
　オウル室内合唱団
　ユンニン・ポヤト少年合唱団
　オウル交響楽団
　アルヴォ・ヴォルメル（指揮）

　録音時期：2005年9月19-22日
　録音場所：フィンランド、オウル、マデトヤ・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

　歌詞：フィンランド語、英語対訳付き（輸入元情報）