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マリア様がみてる いばらの森 コバルト文庫

Konno Oyuki

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086145916
ISBN 10 : 408614591X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1999
Japan

Customer Reviews

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表題作「いばらの森」と「白き花びら」の2...

投稿日:2021/04/19 (月)

表題作「いばらの森」と「白き花びら」の2編で人気キャラである佐藤聖に焦点を当てた今作。「いばらの森」は分量的には多いが聖自体のキャラの掘り下げは後半の「白き花びら」に集約しています。現在の聖からは想像もできない辛い過去が綴られています。

ラビ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • かのこ

    シリーズ三作目。白薔薇さまが自分の過去を描いたものと疑われる小説「いばらの森」をめぐるドタバタと、「白き花びら」の二本立て構成。はじめて読んだ時から15年ほど経って、この作品の別れをようやく理解できるようになった気がする。一生に一度の激しい恋をして、それがハッピーエンドを迎えなかった未来の話。「同じ時間同じ場所で生を断ち切る決断をすることはできても、死というものは結局個人のものでしかない」の言葉が中高生の頃妙に印象に残った。きっと二人は笑顔で再会するけれど、心の中のいばらの森はずっと消えないと思う。

  • みっこ

    白薔薇様、佐藤聖ちゃんの現在と過去。前読んだときこの話がすごく好きだった気がする!今読むと、うーん若いねぇ…と思ってしまうけど、自分がある程度距離感を持った人間関係を好むので(それはそれで居心地いい)聖と栞のような濃密な関係に憧れる。志摩子と聖の出会いも知りたい。出てくるのはまだ先かな?

  • 扉のこちら側

    2003年頃に初読。古きよき少女小説、「エス」というのがこんな感じなのでしょうか。生きてこそ。

  • シリーズの中で一番印象に強く残っていた作品でした。ロサ・ギガンティアと志摩子の関係も好きですが、過去の聖と栞も好きでした。聖と栞は、悲しい終わりを向かえてしまったけど、ここまで誰かを好きになれること、羨ましいなんて思いました。

  • 幸音

    前編は白薔薇さまの自伝的小説が出たという噂と騒動、そして後編は白薔薇さまがつぼみだった頃の過去話。コスモス文庫編集部でのシーンは担当さんもいたことに驚き。漫画版で読んでるから薔薇さまの名前は知っていたけど、小説ではここで初めて登場したらしい。過去話は完全に百合小説として成立している。駅のホームでお姉さまが現れたところで泣きそうになった。栞の挿絵がないことが意外だった。蓉子さまや江利子さまのお姉さま達は登場しないのだろうか。姉妹のあり方について話す祥子と祐巳の会話が印象的。

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