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昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年

Komatsu Masao

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784048933506
ISBN 10 : 4048933507
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan

Content Description

昭和の芸能界を駆け抜けた2人の男の師弟愛

役者を志し19歳で上京した小松政夫は、22歳で植木等の運転手兼付き人となる。月収10万円(大卒初任給が2万円といわれた時代)を超える車のセールスマンから、月収7000円の運転手兼付き人生活に。それでも師・植木等と過ごした3年10ヶ月は、小松政夫にとっては猛烈に楽しく、なにものにも替え難い実りの多い時間だった。今年75歳を迎えた小松政夫が、テレビ黎明期のきらびやかな芸能界の話を交えつつ、植木等との43年間の師弟関係を語りきる。

目次

幕前の口上 昭和と同時に始まった人生

一部 黄金時代
1幕 宴会王とセールスマン
2幕 ボーヤと運転手
3幕 スタントマンと役者

幕間 豪華絢爛の披露宴

二部 灯
1幕 マネと学び
2幕 素と役
3幕 師と弟子

幕引の挨拶 親父の名字で生きてます

【著者紹介】
小松政夫 : 1942年1月10日生まれ。植木等の付き人を経て日本テレビ系列『シャボン玉ホリデー』でデビュー。1960年代にはクレージーキャッツとの共演などで、テレビ歌謡バラエティ全盛期に活躍する。その後も伊東四朗とのかけ合いによるコント系バラエティなど、コメディアンとしての一時代を築く。数多くのドラマや映画にも出演し、俳優としての才能も発揮。2011年6月20日に社団法人日本喜劇人協会10代目新会長に選出され、日本を代表する喜劇人としてテレビや舞台で活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    単位「時代」と片付けたくない師弟関係、そして人間関係。随所に垣間見る師匠の人柄が、遺作のエンドロールともなる。ゴルフ帰りの食事や背広など、言葉にしなくても伝わる心が、人の輪を広げ、人を育てる。裏話の中では、著者の芸名の由来や、”ガチョン”のきっかけなどなど興味深い。因み私もダニー・ケイ氏のファン。(笑)リアルタイムで観ていないが、ドリフに入れ替わる時代の変化に、著者の寂しさを感じる。しかしその変化に関わらず師弟揃っての活躍に、キワモノではないコメディアンの血を感じる!

  • anne@灯れ松明の火

    ドラマ『のぼせもん』が良かった。もっと観たかったなあと思っていたら、新着チェックでヒット! これは読まなくちゃと予約♪ ドラマを観るまで、小松さんが植木さんの弟子だとは全く知らなかった。ドラマ、そして、この作品で、おふたりの深い深い絆を知り、胸が熱くなった。ここまで惚れ込める師匠に出会えた小松さん、幸せだ。うらやましい。「喜劇は『笑う劇』ではなく、『喜ぶ劇』と書く」おふたりとも、本当に真面目で、努力家。だからこそ、彼らの芸は、お客さんの心に響いたのだろう。

  • ぜんこう

    師匠である親父さん(植木等)と弟子であるボーヤ(小松政夫)のうらやましいくらいのいい話の数々。クレージーキャッツはもともと好きやったけど、この本を読んで、植木等さんや小松の親分さんがますます好きになりました。表紙の写真もいい表情。 最近テレビでこの時代のようなちゃんとした喜劇人を見れないのは残念です・・・稽古に稽古を重ねたお笑い。■「人間、やりたいこととやらなきゃならないことは違う」・・・根は真面目な植木さんらしいいい言葉です。

  • gtn

    「辛いこと、やりきれないことがあると、そのたびに、親父さん(植木等)がいることを思うだけで安心できた」と語る著者。師が胸中にいる人は強い。

  • chatnoir

    小松正夫さんは植木等さんの付き人から身をおこしている。この人が書く師匠である植木さんはとてもハンサムで優しくて厳しくもあるけど人間的にチャーミングだ。そして、いつまでも植木さんにのぼせている小松さんも素敵だと思う。師匠に対する愛情もさることながら、今とは尽くし方がやっぱり違う。小松さんも相当しっかりしたまじめな人で好感が持てる。谷啓が押し付けられた蝙蝠の話、ドリフターズはいかりや長介だけがオトナでクレージーキャッツはハナ肇だけが子供だったという話も面白かった。最近、昭和がとても懐かしいのはなぜだろうね??

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