Books

9月1日 母からのバトン ポプラ新書

Kirin Kiki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591174630
ISBN 10 : 4591174638
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

樹木希林さんの願いを受け子どもたちのためにできることとは―「どうか、生きて」2018年9月1日、病室で繰り返しつぶやいた樹木さん。夏休み明けのこの日、学校に行きたくないと思い悩む子どもたちが、自ら命を絶ってしまう。樹木さんは生前、不登校の子どもたちと語り合い、その事実を知っていた。樹木さんが遺した言葉と、それを受け内田也哉子さんが4名と対話し、紡ぎ出した言葉をまとめた一冊。

目次 : 第1部 樹木希林が語ったこと(インタビュー「難の多い人生は、ありがたい」/ トークセッション「私の中の当たり前」)/ 第2部 内田也哉子が考えたこと(対話1 石井志昂さん(『不登校新聞』編集長) 樹木希林の最期、9月1日への想い/ 対話2 Eさん(20歳女性・不登校経験者) 「あなたのその苦しみは、正当なんだよ」/ 対話3 志村季世恵さん(バースセラピスト) “底”にいたときの感覚を忘れないで/ 対話4 ロバート・キャンベルさん(日本文学研究者) その指を、なんのために使うのか)

【著者紹介】
樹木希林 : 1943年、東京生まれ。文学座の第1期生となり、テレビドラマ「七人の孫」で森繁久彌に才能を見出される。61歳で乳がんにかかり、70歳の時に全身がんであることを公表した。夫である内田裕也との間に、文筆家の内田也哉子がいる。映画、テレビ、CMなど幅広く出演し、紫綬褒章、旭日小綬章をはじめ多くの賞を受賞。2018年9月15日に逝去、享年75歳

内田也哉子 : 1976年、東京生まれ。エッセイ執筆を中心に、翻訳、作詞、バンド活動「sighboat」、ナレーションなど、言葉と音の世界に携わる。三児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mana

    図書館本。9月1日は、子どもの自殺が突出して多い日。しかし、その統計を取り上げるメディアはなく、不登校新聞が記事にしたことで広まった。樹木希林さんは生前、祈っていた。大事な命、歳を取れば誰もがいつかは死んでしまうんだから、今じゃなくていいと。とにかく生き延びて欲しいと…。元不登校の私も救われる気がした。不登校当事者、親、関係者、多くの人に読んで欲しい。「どうか死なないで。」「私も死にたかったけど、生きていたらいいことがあった。死ななくてよかったよ」「だから生きて」と言えるカウンセラーになりたい。

  • たかこ

    9月1日問題。2015年夏鎌倉市図書館のTwitterで、「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」。とあったのが、私がこの問題を知ったきっかけ。樹木希林さんが遺し、娘の内田也哉子さんが受け継いだ「子どもたちにできること」。内田さんの言葉の紡ぎ方が丁寧で優しくて、対談がまた素晴らしい展開になっている。志村季世恵さんの「底つき」の感覚に目から鱗が落ちた。「落ちたら落ちたで、底がちゃんとあるということを覚えているから、怖くない」「底をついたときの、あの足裏の感覚があるから大丈夫」

  • けんとまん1007

    9月1日が象徴すること。漠然としていたものが、クリアになり始めた。それは、その日に限らない。子どもたちに限らない。自分の周囲に思いを馳せる。自分の視点・視野・視座を考える。自分の眼の高さを考える。考えることは多いし、感じ取ることも多いが、まだまだだと思う。しなやかな強さのようなことを考える。自分が何ができるのか、そのきっかけを作れるのかを考える。そんな指針になる。

  • みーなんきー

    内田也哉子さんはさすが樹木希林さんの娘、生まれてこの方一対一で希林さんの感性のシャワーを浴びて生きてきたのだから、一般人とは話すことが違う。鋭い感性で、周りに臆することなく、堂々と発言する力は素晴らしい。本木くんが出会った途端に恋に落ちたのがよくわかる。魅力的な女性です。

  • ふう

    斜め読み。ロバート・キャンベルの話が面白かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items