カーティスの’69年発表の作品ですが、複数の場所・時・編成のセッションの寄せ集め。基本、ジューク・ボックス向けのシングルを適当に集めたもので、参加メンバー等もはっきりせず。また、カーティスはアトランティックの録音現場を仕切っていた人でもあるので歌手向けのバックトラックを流用し自身のサックスを重ねたものもあるみたいでますます闇の中。その中でソロイストとして唯一記載されているのがD.オールマン（g）ですが過度の期待はしない方がいいかも。アルバムとしての統一感は緩いですが曲単位でみれば、マスター・サキソフォニスト、カーティスが当時のアタリ曲を時にムーディ、時にファンキー、時にハードにクックしており外れはなしです。ところでタイトル曲のドラムは本当にB.パーディですか？

カテゴリーは、ジャズなんでしょうね？私は余りジャズは聴きませんが、このグルーヴ感は堪りませんね！ライヴアルバムならではの緊張感は、スタジオアルバムでは、出せません。メンバーも凄腕者が揃ってます。私は、デュアンオールマンから辿り着きましたがこれも有りです。

いつＣＤになるのか？とイライラしていた数年前のある日、遂にＣＤ化！→以来、一体何回目のＣＤ化ですか、これは！？　やっぱりカッコイイから売れるんでしょうね！　 ソウルジャズの極北！！

この２枚は、共に初ＣＤ化では！？　どちらもファンク風味溢れるソウルジャズの傑作盤だと聞き及んでおりまス、ハイ。　必ず買って確認しましょう！！

ジャズファンとしてこのアルバムに辿り着きました。ハービー・ハンコックのVSOPの2枚目のメンバー紹介はこのアルバムからインスパイアされたんですね。内容は甲乙つけがたいので、ソウルファンサイドのみなさん、そちらもチェックしてください。グルーヴしたいならどちらも持ってなきゃいけないアルバムだと思います。

10点の点数は全て1曲目の為につけました。メンバー紹介しながら音が被さっていくんだけど、特にバーナードパーディのフィルインは極めつけ！groove master カーティスのカッコイイ！