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二度寝とは、遠くにありて想うもの 講談社文庫

Kikuko Tsumura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065149881
ISBN 10 : 4065149886
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

「女子」と自称することに違和感を持ったりしっくりきたり、「いい年」という言葉に委縮するけど、いなそうと思ってみたり。「スイーツ」の行列に反発したり、「便所飯」と「一人ごはん」の違いを考えたり。あるいは、「友達がいなさそう」という評価に大きな疑問を呈したり。はたまた、「無縁死」という死に方にもやもやしたりと、現代の言葉や身の回りの出来事について、「話しかけられ顔」を自任する庶民派・芥川賞作家が綴る、味わい深くてグッとくる日常エッセイ集第二弾!

【著者紹介】
津村記久子 : 1978年大阪府生まれ。大谷大学文学部国際文化学科卒業。2005年『マンイーター』(『君は永遠にそいつらより若い』に改題、ちくま文庫)で第21回太宰治賞を受賞し作家デビュー。’08年『ミュージック・ブレス・ユー!!』(角川文庫)で第30回野間文芸新人賞、’09年『ポトスライムの舟』(講談社文庫)で第140回芥川賞、’11年『ワーカーズ・ダイジェスト』(集英社文庫)で第28回織田作之助賞、’13年「給水塔と亀」で第39回川端康成文学賞、’16年『この世にたやすい仕事はない』(新潮文庫)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶ

    津村さんのエッセイ集だが、自分は津村さんの事をよく知らない。芥川賞作家だというくらいの知識で、小説は読んだことがない。いろいろなところで掲載されているものを集めてきていると思われるので、テーマは様々で、気軽に読めるものもあったが、とても難しい内容を書いている部分もあり、流石、芥川賞作家だと思わせてくれる部分もあった。文章はしっかりしていて、数ページ程度のエッセイも味わい深いものだった。いろいろ入っている中で「素人展覧会」と題された、美術展鑑賞記が特に面白かった。

  • 優希

    面白くてサクサク読めます。しょっぱなから布団に話しかけているのには笑えました。日常の細々とした当たり前のことに楽しみを見出す力は流石です。

  • 佐島楓

    ストレスのなかを創意工夫してかいくぐっていかれる様子が共感できた。専業になられたということで、大変だと思いますが、これからも頑張ってください。

  • アイシャ

    津村さんの作品を読んでいると、どんなに疲れたような内容であっても、こんなことあるあるというような小ネタにクスっと笑わせられることがままある。その方のエッセイとなったら、クスっとした小ネタの連続である。本当に平凡な出来事であっても、津村さんの目を通すと実に面白くなる。こんなこと私だって思っているのに、こんなに面白く人に話せない。道訊かれ顔、自分を動かすことの難しさ、Law and Orderだのクリミナルマインドだの、調べたことをすぐ忘れるだの。津村さんの解説を読んでから美術館に行ってみたいなと思った

  • ユメ

    津村さんのエッセイを読むと、日常の中の細々とした楽しみに向ける眼差しに共感したり、社会の中で生きることに対する真摯な考察に深く感じ入ったりする。前者に関して言えば、私も文具やスポーツ観戦が好きなので、勝手に同士と出会ったような気分だ。まさか、作家さんのエッセイで神戸INK物語の名を目にするとは。後者に関しては、殊に家族にまつわる文章に考えさせられた。血縁に対する思いはなかなか表立って口にすることができず、自分ひとりで抱えるほかないのだが、こうして言葉にしてくれる人がいることでいくらか救われる気がしている。

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