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旅情夢譚 光文社文庫

Kidou Okamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105709
ISBN 10 : 433410570X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

木曽山中の旅館に泊まり合わせた男女学生達の間で起きた謎の毒殺、房総の海に浮かぶボート上での不可解な刺殺、シンガポールの農園で売れっ子芸妓と猿の死体が発見されたが‥‥地方や海外などの旅先で出来した妖しく凄惨な13の殺人事件。「半七捕物帳」シリーズをはじめ怪談や人情物などエンタメ小説の源流となった岡本綺堂の傑作短篇集!

【著者紹介】
岡本綺堂 : 1872(明治5)年、元幕臣で英国公使館勤務の岡本純(維新前は敬之助)の長男・敬二として東京高輪に生まれる。幼少より漢詩、英語、演劇の素養を身につけ、19歳で東京日日新聞に入社、ほどなく狂綺堂と号し、劇評の筆を執る。1891年に同紙に小説「高松城」を連載、’96年には初の戯曲「紫宸殿」を発表。以後、小説、戯曲、随筆、翻訳など膨大な作品を遺し、現在もなお多くの信奉者を持つ。1939年3月1日没、都立青山霊園に眠る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 行加

    「河鹿」以外は未読でしたので、ちびちびと楽しみながら読みました(*^^*) 怪談ものかと思ってたら、意外とミステリ的なオチの話も多く、まぁ両方を味わえるのも綺堂だな…と思いました。怖さでは「山の秘密」が一番でしたが、「蛔虫 」の今の衛生環境ではまず起こり得ないオチがある意味ホラーだった気がします(^_^;)

  • Kotaro Nagai

    大正9年刊行の「慈悲心鳥」の9編に4編を追加した短編集。これら13編は中公文庫版岡本綺堂読物集7冊に収録済み。ただし底本が異なるため、本作中の「山椒の魚」は中公文庫では「山椒魚」となるなど細かい相違はある。作品はどれもミステリータッチの殺人が絡むもので、探偵が活躍するのではなく、当初は謎だったのが後になって判明するという形式。日本のミステリー短編小説の先駆けになる作品群になっていると感じる。「山椒の魚」「医師の家」「椰子の実」がいい。「ぬけ毛」は若い女性同士の愛憎に関わる作品で吉屋信子もびっくりかも。

  • Gen Kato

    綺堂ファンなので既読の作が多いのはわかりつつも買って読んでしまう。『ぬけ毛』『狸尼』『山の秘密』がマイベストでしょうか。綺堂が遠まわしに描くエログロネタがツボなんですよね。『娘義太夫』は、ぜったい彼氏も(以下自粛)。回虫の話気持ち悪すぎ。こういうの読むと昔はよかったなんてぜったい言えないと思いますね。『山の秘密』は旦那がひどすぎ(&三津子さん可哀そうすぎ)

  • MIRACLE

    短編集『慈悲心鳥』(大正九年刊)に四編の短編を加えた作品集(タイトルは作品が旅先という設定が多いからだと思われる)。表紙のデザインは今ひとつだが、本書は怪談集なので、久々に楽しめた(光文社文庫は『女魔術師』以来、通俗小説ばかり刊行していたので)。怪死の真相は結果としては平凡なものが多いのだが、真相に至るまでの怪しい雰囲気に魅了される。「山椒の魚」「剣魚」「医師の家」「ぬけ毛」「椰子の実」「狸の皮」「娘義太夫」「狸尼」「蛔蟲」(以上が短編集『慈悲心鳥』より)「河鹿」「父の怪談」「山の秘密」「五色蟹」

  • 和衛門

    怪談とは文体なのだと思った1冊。普通のことなのに怪談として成立している。ただし、読後はあまり記憶に残らない。だから、読むには苦労した。

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