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試みの地平線 伝説復活編

Kenzou Kitakata

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062752879
ISBN 10 : 4062752875
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2006
Japan

Content Description

「ソープへ行け!」「一芸に秀でれば女はたかってくる」―性、友情、仕事、どんな悩みも一刀両断。女をいかせる“必殺○○揺さぶり”から、死にたいときの処方箋まで。あの伝説の人生相談が、今よみがえる。16年にわたるHDP誌の連載より名問答を厳選。大人になっても悩める“小僧ども”のために、中年編も充実だッ。

目次 : 第1章 ソープへ行け!―性の悩み(初級編)に関する問答/ 第2章 男がいい奴だと思ったらいい奴なのだ―友情に関する問答/ 第3章 俺の肩には凄い毛が生えているぞ―コンプレックスに関する問答/ 第4章 部屋のキーを貸せ、おまえの心を預かっていたい―男と女に関する問答/ 第5章 死にたくなった時は本を読め―孤独に関する問答/ 第6章 七転八倒しながら男は仕事をする―仕事や進路に関する問答/ 第7章 自分のルールを持っているか―怒りと喧嘩に関する問答/ 第8章 俺の口髭は愛撫の時の武器である―性の悩み(上級編)に関する問答/ 第9章 人生は歩く影法師―男として生きるための問答/ 第10章 男は根本のところで受けとめてやれ―中年になってからの「試みの地平線」

【著者紹介】
北方謙三 : 1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。’70年「明るい街」でデビュー。’81年『弔鐘はるかなり』でハードボイルド小説に新境地を開く。’83年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞、’85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。’89年『武王の門』で歴史小説に挑み、’91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、さらに近年は『三国志』など中国小説での活躍も目覚ましく、2004年『楊家将』(PHP研究所)で吉川英治文学賞に、’05年には『水滸伝』全19巻(集英社)で司馬遼太郎賞に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人生相談をまとめた本は、基本他人の悩みに...

投稿日:2021/07/13 (火)

人生相談をまとめた本は、基本他人の悩みに他人が応えているに過ぎないところがあるので そんな熱心には読んできませんでしたが、この本だけは違いました。 童貞に悩む読者には「ソープに行け」と言い放つのが既に面白すぎるんです。 ただそればかりじゃなくてハッパをかけたり叱る一言がどれも不思議と恰好いい。 ある意味隠れた代表作なので北方ファンなら読んでおくべし。

ニグンノテイオー さん | 沖縄県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • lonesome

    「おまえらは、おまえらのトン汁を見つけたか、小僧ども」(p.100)「ハードボイルド小説の中にあるのは、傷の痛みであり、傷の悲しさである。生きることの痛みであり、生きることの悲しさである。それらはすべて行間にある」(p.202)ヤバイ、北方謙三かっこいい。自分はあるときから男でもなく女でもなく真ん中であろうとそう思って生きてきた。でも、自分に自信もなく好きな人に気持ちを伝えることも出来ず嫌われて、ああ男らしくなかったと気づいた。男らしくなろう。俺は男だと胸を張って生きられるように。

  • GAKU

    ホットドッグプレスに連載されていた、伝説の青春相談「試みの地平線」16年395回から傑作問答を厳選。そうあの名回答「ソープに行け」はお馴染ですよね。最初の17歳童貞君のお悩みからいきなり「ソープに行け」ですから。選りすぐりなのに、何回「ソープに行け」という回答登場したでしょう。勿論それ以外にも、男とは?ハードボイルドとは?友情とは?といった北方ワールド満載のお答えも盛り沢山。女性に関するお悩みの回答は、女性が読んだら多分怒り心頭。下手なユーモア小説読むよりよっぽど面白かった。やはり、我らが北方先生!

  • りんご

    1冊目はあんまし響かんかったんですが、こちらは16年の連載から厳選とあり、なかなか痺れさせてきます。「ソープに行け」の他に「SMクラブに行け」なんてのもありました。男が、女がという言い回しもあり、時代遅れに感じてしまうかも?と心配して読んだのですが目先の男女差別ではないんです、もっと広い視野で見渡せば分かる。北方さんは人間そのものに愛を持ってるように感じます。「仕事が楽しいわけねえよ」って回答、良いですね。

  • いちろく

    著者の有名なフレーズ「ソープへ行け!」の元ネタはコレなのですね。「ホットドック・プレス」の青春人生相談に寄せられた相談と返答の中から選出された内容をまとめた一冊。当該期間が主に90年代の為に、今の価値観からみると時代に合わない内容も当然ある。一方で、時を経ても変わらない熱いメッセージもあったと思えたのも事実だ。本書を読む前後で「ソープへ行け!」というフレーズの印象も多少は変化したよ。余談であるが、これだけインパクトのあるフレーズを何度も引用しながら、著者自身はソープへ行ったことはないそうだ。

  • きのぴ

    私が愛読する水滸伝シリーズの著者である北方先生が、読者からの相談に答えたものをまとめた一冊。もうだいぶ前の本だけれど今読んでも古いと感じることはなく、若者の悩みは今も昔も変わらないことになんだかほっこりしました。「ああこの人ならあの水滸伝を書き上げるなぁ」と読み終わって納得しました。北方先生自身も水滸伝の108人のような漢でした。

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