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水滸伝 18(乾坤の章)

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087462722
ISBN 10 : 4087462722
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2008
Japan

Content Description

童貫軍の猛攻撃が始まった。呼延灼は秘策をもってそれを迎え撃つ。梁山湖では李俊ひきいる水軍が、巨大な海鰍船と対峙していた。梁山泊に上陸される危険を背負いながら、幾百の船群に挑む。一方、二竜山も陥落の危機を迎えていた。趙安の進攻を一年以上耐え抜いた秦明は、総攻撃を決意する。楊春、解宝が出撃、そして、青面獣の名を継ぐ楊令が初めて騎馬隊の指揮を取る。北方水滸、死戦の十八巻。

【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞する。また、2004年『楊家将』で吉川英治文学賞、06年『水滸伝』(全19巻)で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    あれだけ強かった童貫軍に、呼延灼が一矢報いる冒頭の戦は爽快。しかし、水軍まで圧されぎみになり、なかなか打開ムードとはいかないと思っていたら、楊令が王進ハウスを卒業し梁山泊入り。戦でかなり美味しい場面をかっさらいつづける。本格的な活躍は続編の『楊令伝』になってからかと予測していたので、水滸本筋にここまで捩じ込んでくるのは驚きだった。もはや、この巻から楊令伝。北京大明府占領は、毎回趣向を凝らしてあり、何度やられても面白い。それにしても童貫軍の将軍は、毎度鳴り物入りで登場するのに、趙安以外はみんな尻すぼみだ。

  • しんごろ

    とにかく総力戦!ついに梁山泊の水軍も戦闘に!童貫率いる禁軍に劣勢にたたされるも、 攻撃と知力を結集してなんとか持ちこたえた梁山泊。とにかく戦う漢達の生き様に涙が止まらないぃぃぃい。また次々と漢達が討たれる。楊令!君が最後の希望だ!梁山泊を救ってくれ!漢達のセリフも胸に響き、熱くさせてくれる。

  • ehirano1

    ここにきて、つ、つ、ついにあの楊令が梁山泊に入山!調子こいて力試しに来た先輩どもをバッタバッタとなぎ倒す姿は圧巻。これならひょっとして童貫にも?と、当方にも思った時がありました。

  • 納間田 圭

    血の一滴が残っている限り…戦い入り乱れる両軍。”童貫”官軍元師が最終決戦に選んだ場所は…梁山湖と流花寨の間の原野だった。それは…梁山泊の軍師”呉用”も望むところ。なぜか彼に逢った人間は笑顔になり幸せそうな顔をする…大きく育った”楊令”。どんなに苦戦中でも彼が登場すると一安心…最も安定感があった無敵の豹子頭”林冲”が…散る。土壇場で林冲に助けられた”扈三娘”の涙。二竜山と共にあった”秦明”、”解珍”、”郝思文”。「まずは言っておく。戦場の死に心を動かすな‼︎」の頭領”宋江”のキツい一言…。

  • s-kozy

    遂に楊令が梁山泊入り。それは宿命とも言えるものだろう。経験してきたこと、背負っているものの大きさ、重さから楊令には他の選択肢はあり得ない。そう思うと少し切ないよなぁ。そして、そして、最後にあの豪傑が「『女の命も救えない男に、俺をしないでくれ』」だと。そうか死に場所を得たのか。酔い潰れる公孫勝の気持ち、分かるわぁ。認め合っていた二人だったんだね。あと一巻でこの戦は一体どうなる?

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