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岳飛伝 6 転遠の章 集英社文庫

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087455656
ISBN 10 : 4087455653
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan

Content Description

金軍・兀朮と呼吸を合わせたかのように戦を停止し、本拠に戻った岳飛。一方、呉用は宣凱に「岳飛を救え」と言い遺していた。梁山泊が救出に動き始める。ようやく臨安府に赴いた岳飛は、帝に拝謁後監禁されてしまう。独立軍閥を貫く姿勢が、宰相・秦桧の国造りにおける理念と衝突する。ついに、岳飛に死罪の処断が―。シリーズ前半、最大のクライマックスを迎える緊迫の第六巻。

【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞し、13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    歴史上から岳飛が消える。どうアレンジして楽しませてくれるのかと期待していたが、著者も上手く消化しきれずに、もて余してしまったのではないか。岳飛の秦檜への反発に説得力がなく、どことなくぼんやりしたまま処刑の話しが進む。いっそ秦檜を、もっとヒールに徹して描いていれば、こうはならなかったと思うのだが、そこそこに男前なだけに、なんでそうなる?という結果ありきの展開になってしまう。こうなると、岳飛の行動の一貫性のなさも、取り繕いようがなく、盡忠報国といいながら、南宋を相手に、漢民族同士の争いにならざるを得ない。

  • しんごろ

    梁山泊。さらに南宋に金国。それぞれが力を蓄える。南宋も金国も交易によって国を作るのか?交易の場も戦場と化しそうだ。そして、力を蓄えた時、壮大な闘いの幕開けだと予想される。しかし岳飛…。おまえはどうなるんだ。全く予想がつかない。梁山泊は、1人の漢の意志を受け継いで、燕青が動く。あの漢は、なんだかんだで梁山泊の屋台骨だった。そして、ラストに忘れていなかったぞ!ようやく地味だが、あの漢も登場。ずっと登場しなかったから、病気かと思ったぞ。めちゃめちゃ気になる終わり方。続きが気になる。

  • 眠る山猫屋

    久々の再開です。水滸伝からの読み直し欲求から暫く寝かせてしまったのですが、やっぱり面白い。登場人物たちも孫世代になるとちょっと追いつけないのですが、岳飛周辺は新世代だから読み易い。軍閥としての岳飛は処断・処刑されてしまいますが、主人公は当然死なない(苦笑)。史実は知らないのですが、岳飛の南方への(堂々とした)逃避行は良かったです。燕青や致死軍の面々のフォローも、久々の活躍ぶり。南方開拓団も気になりますが、平穏な数年間が更なる暗闘の時間になるのでしょうか。

  • ポチ

    岳飛が梁山泊により助け出される。今後は互いに手を取り合うのだろうか?次巻に期待ですね。

  • future4227

    岳飛の運命が奈落の底へ落とされる第六巻。やはり岳飛は軍人なんだなぁ。政治的駆け引きにおいては秦檜には到底かなわない。それでも全く動じない岳飛の余裕ぶりに器の大きさを感じる。久しぶりの致死軍の活躍が嬉しい。そしてめっぽう強い。これが唯一の戦闘と言える比較的おとなしい巻だが、岳飛にとっては人生の大きな転換期となる。ゼロからの再出発を図る岳飛の行く末に、どんな運命が待ち受けているのか、期待に胸が躍る。

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