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岳飛伝 16 戎旌の章 集英社文庫

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087456974
ISBN 10 : 4087456978
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

中華全土が戦場と化していた。南宋水軍が南の甘蔗園を狙っていることを察知した羅辰は象山の造船所に火を放つ。姑息な海陵王に激怒した梁山泊軍は奇襲をかけ大打撃を加えた──。
(解説/山田裕樹)


【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞し、13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞。17年、「大水滸伝」シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • W-G

    いよいよ風呂敷を畳みにきている感が強くなり、散ってゆく英傑も多数。水滸伝からここまで、文明や政治、そして戦争の近代化の縮図とも思える展開が多く見られ、今回の兀朮の最期の描かれ方なども、個の尊厳ある死から、無個性の大量殺戮へと変容していった闘争の暗喩という捉え方も出来る。しかし、一読者として、物足りなさを感じたのも間違いない事実。王清と面白キャラ梁紅玉もついに再会を果たすが、残り頁数から推測するに、これ以上何も起きることはなさそう。なにはともあれ、あと一巻。白熱の最終章であることを祈る。

  • しんごろ

    死に場所を求める者。いわゆる現代でいう終活ということなのか。狄成、項充が海鰍船に忍び込み暴れ回る。羅辰、おまえもか。象山で暴れ回る。岳飛と秦容の連合軍も激しい戦闘。もうそこにはプライドもへったくれもない戦闘が…。そして梁山泊と金国の戦闘が激しくてすごすぎる。姿を眩まし、どこからともなく風となって、赤い軍団が勝負を決めに行く。どうか生きてておくれ。おまえが死に場所を求めていても、おまえには生きてほしい。中華全土が戦場。殉死者の続出。そんな中、王清には、どうか戦いとは無関係で幸せに生きてほしいと思う。

  • アルピニア

    北では金軍と梁山泊軍が、西では南宋軍と岳飛が、東では南宋軍と秦容が、海では南宋水軍と梁山泊水軍の戦いが繰り広げられる。古参の漢たちは、戦い方が変わってきていることをひしひしと感じる。将軍を失っても乱れることのない隊。勝つことのない戦い。軍をなくすための戦い。もう自分達の時代とは違う。ならば、自分にできることは何か。次々と身を投じていく漢達。悩み、あがいた末にたどり着いた替天行道が実現される世の中とは・・。宣凱は言う「戦のあとになにが立ち現れるか、見ていただきたいのです」いよいよあと1巻。

  • 眠る山猫屋

    死に場所を求めて英傑たちが散っていく。南の密林で東の海で、そして大陸のど真ん中で。 北の果てでは胡土児が蒙古の向こう側へ行っちゃいそうだし…。ウジュや七星鞭だけでなく、岳飛や秦容も戦いの有り様・行く末にやりきれなさを感じつつも、決着を着けねばならなくなっている。夢が夢で終わる時代の善し悪しを身に染みこませるようにして。 この巻では、王清と昔好きだった女との再会シーン、グッときた。 でも九紋竜・史進!!最後の最期にっ!

  • sin

    南宋将軍・程雲の大軍を擁する正規軍とは思えぬ姿を見せぬ戦法が岳飛を絞りあげるが、岳飛も奇襲で程雲を捉え惜しくも討ち漏らす。程雲の将校・石信の急襲に七星鎮を獲られた岳飛は秦容と連携して臨安府を目指すが闘いは膠着しやがて撤収に至り、岳飛の策が再び程雲を捉える。一方梁山泊軍と対峙する金の帝・海陵王は逸る臣下の尻馬に乗って先走り金軍総帥・丌朮の不興を買い禁軍を解体され自身も臣下と共に晒されてしまう。そして邪魔者がいなくなった丌朮と呼延凌の戦場に衝撃がはしる。戦場は遊び場ではないと史進の一撃が語るかのようだ。

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