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岳飛伝 15 照影の章 集英社文庫

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087456875
ISBN 10 : 4087456870
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2018
Japan

Content Description

埋伏していた南宋の程雲がついに岳飛に襲いかかった! 梁山泊軍の呼延凌は金軍との最終決戦に向け準備。南宋の秦檜が深刻な病に冒されていた。最終決戦前夜、三つ巴の第十五巻。
(解説・宇梶剛士)


【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞し、13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞。17年、「大水滸伝」シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • W-G

    なにか山場となる出来事と、美味しそうな食事場面での漢たちの語らいを交互に挟む、北方ルーティンがいつも以上に顕著。決してマンネリに陥っている訳でもなく、心に残るよう構成されており、悪くはない。顧大嫂の死や、徐々にお互いを見せ合うようになっていく兀朮と海陵王の姿等々、派手ではないのに、ふいに没頭してしまうような瞬間がいくつかあった。主役のはずの岳飛は戦で大敗。しかし、そんなことよりも不倫しちゃった印象しか残らない。そして最近は、たまに出てきてはどこまでも堕ちていく梁紅玉がだんだん楽しみになってきた。

  • しんごろ

    梁山泊の初期メンバーが梁山泊を違う地で頑張り、この世を去った。時には二世世代の母となった姉御肌の女傑。一緒に酒を酌み交わし、酒豪ぶりを見てみたかった。ついに戦いが始まる。南宋の程雲、なんて粘り強いのだ。忍耐力がすごい。その程雲にしてやられた岳飛。生き延びたところに運に見放されてないということか。呼延凌、ついに仕掛ける。梁山泊と金国の戦いもいよいよ開戦か。呼延凌、史進、暴れ回ってくれ。金国の兀朮もありったけの想いをぶつけてくれ。三つ巴の決戦間近。大死闘になること間違いなし!これは一気に最終決戦の予感。

  • アルピニア

    母大虫が逝き、西遼は韓成に委ねられる。岳飛の首に狙いを定めて、正面からはぶつからない程雲が不気味だ。岳飛危うし!北へ遣られた胡土児、再び兀朮と対峙する呼延凌、梁山泊を目指して北へ進む秦容、南に忍び寄る南宋水軍。各段の名前にこれまでの登場人物を思い起させるものがあり、終わりが近いことを感じる。兀朮が麻哩将軍のことを語る場面が切ない。高山兵を見つめる候真の言葉に、私もこのシリーズを振り返る。次々と場面が変わり、私も地図を見ながら追いかける。中華を掻き回す戦いはどこへ向かい、何を生み出すのか。あと2巻。

  • 眠る山猫屋

    さぁ戦端は開かれた。李俊亡き後の日本北端から、メコン流域の岳飛や秦容出撃後の南方、あるいは蒙古襲来に備える北限まで、もちろん中原でも金国と梁山泊、岳飛&秦容は南宋を縦横無尽に駆け巡る。いや、一気にクライマックスですか北方先生?ちょっと頭が追いつかない!! 乾坤一擲の賭けに勝てなかった程雲には生き延びて欲しいけれど…。岳飛は楊令や史進の域には達せられないけれど、しぶとさは梁山泊第一世代並み。

  • sin

    南宋の城郭開放策に動きを制限された岳飛に雌伏に耐えた程雲軍が奇襲をかける。それを作者が「どこか間違っている」とか「性格に歪みがある」とか云わせるのは如何なものか?そうしなければ討てないほど岳飛が凄いから敢えて騙し討ちじゃなく奇襲!させたんでしょうが?岳飛の三千五百騎の行軍を持て余したのだろうか?何より岳飛は背後に敵を背負うのは厭わず正しく金を攻めるべきではないだろうか?南宋の民が立ち上がる機会を与えているのだろうか?秦容の北へ向かう砦の建設に腰の重い海陵王も進軍を開始し南方のキナ臭さも極まりを見せ始める。

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