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岳飛伝 14 撃撞の章 集英社文庫

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087456738
ISBN 10 : 4087456730
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

岳飛は投降してきた辛晃の首を刎ね、秦容と南宋に侵攻を開始する。そんな中、史進から“吹毛剣"を届けられた胡土児は、兀朮より北辺に赴くことを命じられる。初志貫徹に挑む第十四巻。(解説/吉田伸子)


【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞し、13年に紫綬褒章を受章。16年、第64回菊池寛賞を受賞。17年、「大水滸伝」シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    胸熱シーン多め。吹毛剣、いつからかこのシリーズを象徴するものになり、受け継いだからには、ラストの方で、一度だけでも覚醒Verの胡土児の雄姿が見てみたい。日本での展開も面白く、この流れの平清盛伝も読んでみたい。王清が日本に行ったことで、梁紅玉との再会も当然あるはず。それも楽しみ。しかし梁紅玉はすでに堕ちるところまで堕ちてしまった感があり、感動的なものにはならなさそう。多くのファンにとっては李俊の最期がハイライトとなっているだろうが、とても静かな幕切れで読了後にじわじわと寂しさがくるタイプのものだった。

  • しんごろ

    これは、最終決戦の序章なのか。岳家軍と小梁山連合軍が南宋に侵攻。金軍は梁山泊との対決へ。その対決の前に、あの男の剣が佩くべき者に史進により届けられる。兀朮の胡土児と梁山泊に対する想いはいかほどか。不気味なのが南宋軍の程雲。まだ引き出しがありそうだ。そして、湖塞にあった梁山泊のメンバーがまた一人、二人と…。一人はひっそり、一人は遠い地で、王清に見守られる。自分も面白かったと言える人生を送ってみたい。次作はついに最終決戦の幕開けか。次作がひじょうに楽しみだ。

  • 眠る山猫屋

    遂に岳飛と秦容が北進の狼煙を揚げた14巻。吹毛剣の譲渡が語られるが、やっぱり少しモヤモヤが残る。胡土児には梁山泊に在って欲しいというか…。仕方ないよね、登場人物みんなが仕方ないと思っているわけだし。そして日本ではあの老兵が、静かに息を引き取った。梁山泊の水軍を牽引してきた男を看取ったのは王清、一番の流離屋さんだったのも感慨無量。終幕辺りで誕生した岳飛たちを討つ任務を任された程雲と薛崇のコンビ、飄々とした程雲にストレス性過食症の薛崇に好感。ここにきて面白い奴らが顔を出してきたなぁ。

  • アルピニア

    ついに南の軍が北進を始める。岳飛は巴蜀へ飛び込んで動き回り、秦容は大理国境で南宋軍を引き付ける。兀朮と海陵王は、金国は戦によって立つ国と思い定め、丞相析律も軍を支えるものとして国政をまとめていく。金国は、梁山泊に狙いを定め、ひそかに南宋の秦檜と不戦条約を結ぶ。「吹毛剣」が胡土児に届けられる。宣凱、王貴、呼延凌が吹毛剣を届ける役目を史進にお願いに行く場面を読みたかったなぁ。混江竜は十三湊で静かに王清の笛に包まれて逝く。古株が去っていく中、初々しい韓順と簫周材が未来を感じさせる。状況がどんどん動く。あと3巻。

  • sin

    戦争を遂行するために必要な後方支援が兵站であるが、北方水滸伝では戦争資金として塩を運用しその販路を築き上げ、それに連なる物流が国を超える大きな力として描かれている。この12世紀と云う遥か昔に果たして経済は国家を超えるのだろうか?いや、次来る元王朝は商取引を推進し、商品経済を繁栄させ商品交換に適応するために世界最古の完全な紙幣流通システムを確立したとあるので、この物語の流通も夢物語とはいえない。さて金国は梁山泊掃討に全軍を備え、岳飛が、小梁山の秦容が南宋に侵攻する。全面戦争が始まる。

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