Books

吹毛剣楊令伝読本 集英社文庫

Kenzou Kitakata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087468663
ISBN 10 : 4087468666
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan

Content Description

「替天行道」の志を受け継いだ楊令の闘いと、熱き漢たちの生き様を壮大なスケールで描いた、北方謙三の『楊令伝』。文庫版全十五巻完結を記念して、公式読本が文庫オリジナルで登場。地図や年表、厖大な登場人物たちを網羅した人物事典、著者のエッセイや対談、さらにはここでしか読めない担当編集者のウラ話など、『楊令伝』の世界をもっと楽しむためのコンテンツが満載。

目次 : 楊令伝クロニクル(楊令伝―アジアを見渡すスケール/ 吹毛剣の行方/ “流れる血に意味はない”のか/ 担当編集者のテマエミソ新刊案内/ 死なずに済んだ/ さし絵画家からの手紙/ 草莽の英雄の奇想天外な後日談/ 壮大な北方「水滸」なお未刊/ 「楊令伝」という挑戦/ ラジオ活劇「水滸伝」顛末記)/ 漢詩/ 人物事典/ 年表/ 編集者からの手紙/ 読者へ(遙かなる子午山/ 梁山泊の会/ 作者から読者へ/ 続・北方水滸『楊令伝』ニュース)

【著者紹介】
北方謙三 : 1947年唐津生まれ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞を、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門を、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。また、2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞を、06年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞を、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞を受賞。10年に第13回日本ミステリー文学大賞を、11年『楊令伝』で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アルピニア

    楊令伝に関する書評や対談、人物紹介、年表など。編集者の手紙は、作品制作の舞台裏を覗くようなワクワク感。他にもトリビアな話題、例えば「吹毛剣」という名前は、「本家水滸伝」にはなくて、吉川英治氏が作中で初めて使用したものだ。とか、が面白かった。特に興味深く読んだのは、ファンとの集いでの北方氏との問答。私が聞いてみたかったこと(例えば、登場する女性の中で、北方さんがいい女だと思うのは?など)もいくつか取り上げられていて、氏の答えに納得したり、驚いたり。ますます北方大水滸伝最終部「岳飛伝」への期待が高まった。

  • Y2K☮

    これにて真の完結。文庫だと単行本から少し直しが入るのか。次読む時の楽しみが増えた。そして思いがけず著者の創作論。本を読み過ぎ、考え過ぎ、頭でっかちになって変に書く事を難しくしてたかも。全ての人物に自分が入ってる。確かにそこが原点。「作者から読者へ」はファン必読。私はレビューの中でしばしば著者や登場人物に話し掛けるけど、あれは何の衒いも無い自然な現象。北方氏も登場人物や読者に気さくに語り掛ける。私はまだ自分の創ったキャラの声は聴いたことが無い。話してみたい。まだまだ修行中だ。先生、また本の中で会いましょう。

  • オカメルナ

    今回の読本の人物紹介には、個々の紹介の後に北方さんのコメントが記されていた。この人の事、北方さんはこんな風に思っていたんだと納得したり驚いたりと、とても興味深かった。相変わらずY氏の手紙も熱くて面白い。彼の手紙の中から中国の「水滸伝後記」の内容が垣間見られたところも良かった。「水滸伝後記」より「楊令伝」で語られた漢達の生き様(死に様)の方が断然カッコいいのだ!ネット配信された作者からのメッセージを途中まで読んでいなかったので、全メールが載っていて嬉しかった。

  • MATHILDA&LEON

    大水滸伝第2部である『楊令伝』全15巻をまとめたガイドブック&裏話満載本。これ一冊で、著者である北方謙三氏が何を思って『楊令伝』に挑んだかが良く理解できる。これは是非、本編を読んでから手に取って欲しいが、未読の方でも意外と楽しめるかもしれない。編集者の北方氏へ向けた手紙がなかなかマニアックで笑える。個人的には著者が書いた『読者への手紙』が心にグッとくる。北方氏の正直な気持ちが書かれていて、まるで私だけに語りかけているような気分に。はからずも落涙してしまった。『楊令伝』への想い、迷い、苦悩がリアル。

  • akira

    電子にて。 恒例のシリーズお楽しみ本。あらためていろいろと彷彿とさせられながら作者の裏話を聞く。ほんとならウイスキーでも片手に読みたいが、気がつけばごりごり読んでしまうなど。 生き様を描く著者。それは同時にいかに漢として、女史としての死に様を与えるのか。死に方は作者が決めるのではなく、その生き様で死んでしまうのだとまで言う作者。不意に訪れてしまうのは実に小説らしからぬことも。だが現実に近しか。 「弔い酒だなどとほざいてはいるが、ほんとうにこの男を生かしてやれた後の死なのかと、忸怩たる思いに襲われるのだ」

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items