このサウンドを聴いてまず思う事はコルトレーン！ ケニーはもちろんだが、ブライアンブレイドの中にあるエルヴィンの影響が溢れんばかりに録音されてます。こんなセッションを生で見れたら幸せだろうな。 ケニーとブライアンの組み合わせはマジックです。

コルトレーンフレーズを今のミュージシャンのほとんどが取り入れている。ギャレットは既にSONGBOOKで披露している。HMVレビューの2段落の文章は間違い。SONGBOOKも名盤だが、2曲つまらない曲が入っており、この盤が彼の最高傑作。非常にテンションが高く、全員演奏が素晴らしく、曲も良いし録音も良い。彼は、天才型ミュージシャンで、さまざまなテイストのアルバムを作るはずだ。コルトレーンは彼の一部に過ぎない。スムースジャズでもフリージャズでもいかようにも吹ける。コルトレーンが嫌いな人以外は買っておくべき盤だろう。100点。

まだ若手としての認識があるケニーも年齢的にいってもキャリアからいっても中堅どころ。中国滞在から生み出されたこのアルバムは、とても神秘的でしかしオリエンタリズムだけではない、何かを感じます。公式ホームページの解説を一読したところ、TunamiSongはスマトラ沖大地震の被害にあてた鎮魂曲のようです。自国にばかりに熱心な米国にあって、視野の広いミュージシャンだと感心しました。

Tsunami Songが東洋的なメロディーと雰囲気があふれて一番好きですが、なぜ Tsunami Songなんでしょうね？？ 日本人の持つ津波のイメージとは違うと思いますが、とにかく、全曲が東洋（この場合中国）の持つパワー、エキゾシズム、神秘性を想起させるユニークなアルバムです。

皆さんと同じく、4曲目が本当に素晴らしい！あと、9曲目もおすすめ。ケニー・カークランドのピアノが、また良い！！！

4曲目が本当に良いです☆ギャレットのCDの中ならこれが一番好きかも・・・。

コルトレーンみたいに唄うといった以外に特別強烈な個性がある訳ではない彼なのですが、それにしてもこのアルバムは良いですよ。めちゃ渋くてカッコイイ。端整でノリの良い演奏ばかりだし、なんせバリバリ吹いてるのが一番！トリオというフォーマットが功を奏したのか。他のアルバムでも色々やってますがこれが一番のお気に入りです。何遍聴いても飽きません。

1曲目から、かなりのハイテンションで始まります。3曲目の超高速ブチキレプレイは圧巻！お気に入りは4曲目の「sing a song of song]。シンプルで美しいメロディ-にのせて繰り広げられるケニ-・ギャレットの熱いプレイには、何度も涙しました。今は亡きケニ-・カ-クランドのピアノプレイもイケてます。 私のお気に入りの1枚です。

マーカスミラーはやっぱりかっこいいものを送り出してきます。 ソロの部分でいくらか「かったるい」ところがあるものの、全体として非常にシャープに仕上がっていると思います。マーカスが好きな人は買ってよいと思う。