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風の又三郎

Kenji Miyazawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062157391
ISBN 10 : 406215739X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

どっどど、どどうど、どどうど、どどう。青いくるみも吹き飛ばせ、すっぱいかりんも吹き飛ばせ…。「風の又三郎」「洞熊学校を卒業した三人」「よだかの星」ほか、詩など宮沢賢治の著した9作品を収録した童話集。

【著者紹介】
宮沢賢治 : 1896年、岩手県花巻に生まれる。盛岡中学校を経て、盛岡高等農林学校を卒業。中学時代から短歌・詩をつくり数多くの童話を書く。1924年、詩集「春と修羅」を自費出版。同年、童話集「注文の多い料理店」を刊行。1926年、羅須地人協会をつくり、東北のきびしい自然風土の中の農村向上のためにつくす。1933年、37歳で花巻で死去。おもな作品には「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「セロひきのゴーシュ」などがある

太田大八 : 1918年12月28日生まれ。長崎県出身。多摩美術学校卒。1958年「いたずらうさぎ」(福音館書店)ほかで小学館絵画賞、1980年「絵本玉虫厨子の物語」(童心社)、1992年「だいちゃんとうみ」(福音館書店)で絵本にっぽん賞を受賞など、日本を代表する画家。「子どもの本WAVE」の名誉代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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小学校時代に読んだ。  最後まで「風の...

投稿日:2021/04/25 (日)

小学校時代に読んだ。  最後まで「風の又三郎は 風の精でした」という一言がなくて  もどかしい思いをした事を憶えている。どう考えても 風の精のはずなのだが。宮沢賢治も意地悪だ。当時はそんなことしか思わなかった。  それから30年経った今考えるとどうかとさっきから考えている。 他のレビュアーの方も仰っているが 宮沢賢治の「力」は その独特 の「日本語」にある。実際 賢治の言葉は 言霊ともいうべき魔力に 満ちている。こんな独特な日本語は他ではお目にかかれない。  賢治の資質は 基本的には詩人であるというのが小生の独断である。 そんな詩人が書いた童話は 散文詩と言ってよい。風の又三郎も  そんな詩人のマスターピースの一つである。それも比類の無い。  風の精だったのだろうか。未だ 迷っている。後20年くらい経ったら そうしてその時生きていたら また 考えてみたい。 

izkeiske さん | 岡山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てぃうり

    高学年におススメの一冊。大人にも。

  • 雨巫女

    賢治さんの話は、ほのぼのしたものだと思ったけど、意外とブラックな話もあるんだと思いました。「ねこの事務所」が一番気になりました。

  • Bookcover

    数か月前のブラタモリ「花巻」の回を見てから、宮沢賢治がとても読みたくなって借りてきました。表題作のほか、『ねこの事務所』にもワクワクしたし、『よだかの星』はしばらく忘れられそうもないなあ。

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