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土神と狐 画本宮澤賢治

Kenji Miyazawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784769023173
ISBN 10 : 4769023170
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちえ

    こちらも「愛の童話集」で読んだ樺の木を挟む土神と狐との三角関係。読みはじめ、これまで持っていたイメージと絵があまりにも違い戸惑った。しかし読むうちに土神の苦悩、衝動性の表現が卓越していて圧倒。土神の振る舞いは遠野物語での怪異にも繋がり、土地のエネルギー…そんなものも思わされる。(小声で:白に黄色い字の印刷だけは目に辛かった…(>_<))

  • とよぽん

    画本 宮澤賢治 のシリーズ。小林敏也さんの絵(版画?)が他の同名絵本と圧倒的に違って、登場人物(土神、樺の木、狐)の揺れる感情を表現している。土神のせつなさや衝動性は、読んでいて苦しい。この物語は人間の弱さを見つめたものなのか?

  • 遠い日

    こちらの好学社版で読む。土神の狐へのやみ難い嫉妬と樺の木への恋。嘘つきの狐が、樺の木に親しげに近づき、楽しそうにおしゃべりすることに耐えられなかった土神の悶々とやるせない心。感情が走って、犯したことの罪深さ。本当のことが、全てが終わってから明らかになるやり切れなさは深く重い。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    5年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】選書に向けて。

  • boya

    現代とほぼ置き換えられる不全懲悪な話。イケメンと非モテまたはインセル。現代的な社会的格差と犯罪の萌芽。ちがい及び救いは、土神が結果に対して嘆き涙する市井感覚の持ち主であり、特に神として超越しないことか。賢治らしい典型的な罠として、冒頭に土神を「正直」、狐を「少し不正直」と定義し、読者の困惑を誘う点が面白い。

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