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命もいらず名もいらず上幕末篇 集英社文庫

Kenichi Yamamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087450651
ISBN 10 : 4087450651
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

飛騨郡代をつとめた旗本の家に育った少年は、のちに勝海舟と並んで幕末の三舟に数えられた最後のサムライ、山岡鉄舟その人である。幼きころより剣、禅、書の修行に励み、おのれを鍛え抜いた。長じて江戸に戻って千葉周作の道場に通い、山岡静山に槍を学ぶ。清河八郎らと知り合い、尊皇攘夷の嵐の真っ直中にあった。世情に惑わされることなく、どこまでも真っ直ぐに生きた英傑の生涯を描く歴史大作。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

    久しぶりに読む山本作品。好きな作家だけど、ベタなタイトルとボリュームの多さから、ずっと積みっぱなしにしていた作品。上巻は「幕末篇」ということで、大政奉還前夜まで。山岡鉄太郎。何事にもまっしぐらなこの男の魅力が冴える。下巻へ!

  • ビブリッサ

    幕末人気者ランキングを開催したら誰が一位だろう。竜馬か土方か西郷か、私は勝海舟。そして、本書の山岡鉄舟もかなり上位。江戸城無血開城の段取りを拵えたのが彼だ。その生き方は西郷にして「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家大業は成し得られぬなり」と言わしめた男の中の男っぷり。上巻では破天荒が強調され馬鹿(スレスレ)なのだが、そこが若くて豪快でイタくて、、、、好きすぎて泣けてくる。

  • はたっぴ

    数日前の新聞のコラムで、今年が山岡鉄舟の130回忌に当たると知り再読。幕末の頃、江戸の無血開城の立役者として、西郷隆盛や勝海舟と並ぶ雄姿を見せた幕臣・山岡鉄舟。この時代の作品の中で、彼を主人公として描いた本書は面白く、読むたびに心惹かれるものがある。子供の頃に歴史好きの父親から聞いた偉人伝の中に鉄舟が含まれていたが、当時は突拍子もない逸話ばかりが印象に残り、あまり興味を持てなかった。初めてこの作品を読んだ時に、父が好みそうな豪傑な人物だなと思うと同時に、自己鍛錬の達人として感服したのだった。怒濤の下巻へ。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    「とんでもない男である。世に正直者や、志の高い人間は多いが、この男ほどまっしぐらな人間は珍しい。」幕末の三舟と称された山岡鉄舟こと山岡鉄太郎。まさに命もいらず、名もいらず、実にストイックな人生。彼が新撰組の初期に関係していたとは、そうかそうだったか。黒船の頃の北辰一刀流だから、坂本龍馬とも接点があるはずだけどと思ったら、最後の方にちょっとだけ出てきた。(笑)さて、後半は明治編!

  • 桜もち

    タイトルごついけど、すばらしく読みやすい。幕末の三舟のひとり、山岡鉄舟。初志貫徹、有言実行、一心不乱などの言葉の意味はこの人の言動を見れば明快に理解できる。荒稽古七日間ぶっ通しにしても、酒の飲み比べにしても、ゆで卵100個完食にしても、できるできないではなく、やると言ったら達成するまでやり抜く。一事が万事そうだから、奥さんの苦労は推し量るべくもない。この人に「飽き」というものはないのだろうか?でも、私は慢心していたな、と痛いほど気づく。びしり!!と面を打たれたような衝撃のある本だった。この人すごい本当。

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