Books

修羅走る 関ヶ原

Kenichi Yamamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087715712
ISBN 10 : 408771571X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan

Content Description

慶長五(1600)年九月十五日。霧の中、石田三成・徳川家康は一大決戦に臨もうとしていた。未明、松尾山の小早川秀秋の陣から、主の裏切りの気配を伝える密使が来た。三成は、小早川の陣と毛利の陣へ使者を送る。一方、家康は親・豊臣の福島正則らの動向に不安を抱いていた。主家・豊臣家の為、義に生きるか。旗色の良い側に鞍替えするか。裏切りを決めた主に忠誠を尽くすのか、叛旗を翻すのか。天下を取る。友情に殉じる。生きて妻のもとに帰る。十数万の兵たちの欲が激突する、血の一日が幕を開けた。戦国時代に情熱を注ぎ続けた著者の遺作長編。

【著者紹介】
山本兼一 : 1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学専攻卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとして活躍。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞、2004年『火天の城』で第一一回松本清張賞、09年『利休にたずねよ』で第一四〇回直木賞を受賞。2014年2月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ナイスネイチャ

    図書館本。凄い!!圧倒的な迫力でした。たった一日の出来事を色々な人物から描いた関ヶ原の戦い。大谷吉継の憂い、福島正則の実直かつ豪胆な描写ホレボレ致しました。

  • とし

    著者の遺作。石田三成・土肥市太郎・市次郎・徳川家康・黒田長政・福島正則・井伊直政松野重元・大谷吉継・竹中重門・島左近・明石全登・可児才蔵・織田有楽斎吉川広家・蒲生郷舎、各武将達から見た関ヶ原の合戦を初戦から終戦迄をそれぞれの立場や葛藤が事細かく描かれて読みごたえあり、「利休にたずねよ」とは逆の描き方ですね。ご冥福をお祈りいたします。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    【宮沢賢治・春と修羅より引用】心の灰色 鋼の刃 武将の生は宿業に絡まり ぬかるむ関ヶ原は いちめんの いちめんの うねる修羅の群れ 法螺の音 攻め鉦よりもしげく 雄叫び轟く時 怒りの苦さ まだ青き秀秋の 毀誉褒貶に唾し 歯ぎしり 行き来する 俺は一人の修羅なのだ 天に恥じよ 地に恥じよ 己に恥じよ 誠の言葉は失われ 義を貫くや 利に生くるや それぞれの武に生くるまで 「くれぐれも」の五文字 修羅の涙は土に降る ああ ふつふつ煮えたぎる戦場を 歯ぎしり 燃えて 行き来する 俺は一人の修羅なのだ。→ 

  • BlueBerry

    語り手がコロコロ変わるのは良さでもあり、悪さでもあったかな。序盤入り込み難いのが難点だったかと思いましたがストーリに嵌れば後は割とスムーズに進みます。総合的に見ると程ほどに面白いといった感じですかね。好みで分かれる作品かもしれません。序盤△中盤○ラスト○総合○

  • 里季

    雨に濡れそぼった関ヶ原の戦い。長い長い一日であった。各陣の武将の話があちこち飛ぶし、そもそも関ヶ原の戦いのことを詳しく知らなかったものだから、何度も調べながらの読書でなかなかに時間がかかってしまった。が辛抱して最後まで読んでよかった。土地勘だけはあるので、場面を想像しやすく、臨場感を持って読むことができた。石田三成の、「覚悟を定めた男は美しい。おれもそれだけ美しく生きて死ねるか」という言葉は、解説の阿部龍太郎氏の言う通り、著者山本兼一氏が死を自分の問題として捉えていたことを表していると思った。感動した。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items