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ジロンド派の興亡 小説フランス革命 7

Kenichi Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087714562
ISBN 10 : 408771456X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan

Content Description

財政再建途上、軍隊破綻のまま戦争へ突入。ロベスピエールとジロンド派の対立。革命の停滞か、急進か。政敵の反撃の中、再起をかけて。フランス革命の全貌を描くシリーズ、いよいよ佳境へ。

【著者紹介】
佐藤賢一 : 1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学卒業後、東北大学大学院で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』で第121回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    第7巻は、ジャコバンと 対立するジロンド派の興亡を 描く。主戦派か反戦派か、 ロラン夫人の視点で語られる 内部対立はある意味、 女性視点であるために 物語に別のテンポを与え、 面白い。そして、オーストラリアとの開戦、敗北…混乱した議会、暴徒と 化す群衆とルイ16世との 対決…著者は淡々と描いていくが、 やがてくる虐殺を予感させる 巻だった。

  • detu

    3/3〜8了。全12巻7冊目。今作の表紙絵にはマダムロランとか、誰なんだ?革命改革が進み市民の権利も得られたとは言え一部富裕層のみの革命とも。ここにきて女性の権利を訴える女性運動家も出てきた。市民による王家への締付を利用しょうとジロンド派とフイヤン派。其々の思惑が絡まってややこしい。革命の本筋を貫き通すロベスピエール。続きは第二の蜂起か、次作『共和制の樹立』は革命の山場か?!

  • uni

    7巻目。今巻から第二部となる。革命は相も変わらず迷走中。タイトル通りのジロンド派の台頭から。ブルジョワの勢い宜しく、ロラン夫人の空回り具合が滑稽だったが、女性の人権宣言も考えさせられつつの政局争い。派閥がめまぐるしい。しかし今更ながらルイ16世が光ってきた。相変わらず心の中の謎の自信に溢れた自問が凄まじかったが。ジャコバンのロベスピエールの孤軍奮闘の熱さものってきた。あくまで対フイヤン派なコリエドル派のダントンの豪快さとデムーランの友情もいいよね。そして戦争へ。蜂起の行方が気になりつつ次巻へ。

  • 湖都

    7巻はいきなりロラン夫人の語りからスタート。夫やジロンド派の面々を影ながら操る様は、さすがジロンド派の女王といった感じ。ルイ16世も孤軍奮闘。正直、ここまで1人で頑張るイメージはまったくなかった。一方、デムーランは愛するリュシルを案じ、子供が生まれ、幸せムード。いいなぁ、野望がありつつも家族を愛して砂糖を買いに走る男。それにしても、6月20日がそこまで大事にされていた日だとは知らなかった。

  • Riopapa

    フイヤン派の次はジロンド派。ルイ16世が粘る。かなりイメージが変わった。この王であれば、立憲君主政もありえたのではないか。民衆が何となく空気に流されるのはいつの時代でも同じか。

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