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21世紀のための三島由紀夫入門 とんぼの本

Keiichiro Hirano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106023088
ISBN 10 : 4106023083
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

その作品と人生を今あらためて読み直す。ミシマ入門の最新版にして決定版! 平野啓一郎が小説、戯曲、日記などから選び抜いた15篇を濃密に解説。井上隆史は衝撃的な死に至る人生をつまびらかにし、四方田犬彦は映画俳優としての姿を追う。美輪明宏、横尾忠則、高橋睦郎、坂東玉三郎――生前の三島由紀夫と親交があった人たちの証言も掲載。「昭和」と共に歩んだ作家は、こんにちどう読まれ得るのか?

【著者紹介】
平野啓一郎 : 小説家。京都大学法学部在学中の1998年、中世ヨーロッパを舞台にした「日蝕」によりデビュー。同作は翌年、第120回芥川賞を受賞した。『葬送』、『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『ドーン』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞)、『ある男』(読売文学賞)など著書多数。20年以上にわたり書き継いできた論考を集大成した『三島由紀夫論』(2023年)は、小林秀雄賞を受賞している

井上隆史 : 1963年、神奈川県生れ。白百合女子大学文学部教授。山中湖文学の森・三島由紀夫文学館研究員。専門は日本近代文学。『決定版 三島由紀夫全集』編集協力。三島文学研究をリードする一人。『暴流(ぼる)の人 三島由紀夫』(2020年)で読売文学賞、やまなし文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鉄之助

    今年が三島由紀夫、生誕100年。その入門書としては内容充実。その一生が、わかり安く俯瞰で伝わって来た。中でも平野啓一郎のおもな著作解説が面白かった。三島作品のなかで「一人称視点で書かれている」のは『金閣寺』と『仮面の告白』の二つだけ。ここから読み始めたら良い、という断言がより説得力があった。また彼の戯曲に数多く主演した、坂東玉三郎のインタビューも出色。

  • starbro

    三島由紀夫生誕100年ということで、ミシマ本が色々と出版されています。本書は、作家、平野 啓一郎のミシマ作品の解説中心です。現代に三島由紀夫の様に個性が強く、才能に溢れ、インパクトの強い作家が登場したら、少なからず出版不況を吹き飛ばすでしょうか❓ https://www.shinchosha.co.jp/book/602308/

  • ぐうぐう

    このようなビジュアルが紙面の多くを占めるMOOKが三島由紀夫を特集する時、三島がそれこそ世紀を跨いでなお読み続けられている理由の一端を感じることができる。それは小説等の作品だけではない、写真映えする三島の魅力がもたらせている。その魅力は何もボディビルで鍛えられた肉体により放たれているわけではなく、それ以前の華奢な三島にも存在するものだ(あのキュートな笑みに抗える者が何人いるだろう。自決という衝撃の出来事とのギャップがよりそう思わせるのかもしれないが)。(つづく)

  • ピンガペンギン

    作家の平野啓一郎が15作品を解説する部分が、とても読み応えがある。三島由紀夫文学館研究員の井上隆史氏による解説もあり。巻頭の写真(若い頃の写真の笑顔が魅力的)もよく、また美輪明宏、横尾忠則(「君の作品は無礼で、今生ではそれでもいいけれど、天上で認められるためには、霊的な力を持つ必要がある」と言われたなど)などへのインタビューもたいへん面白く読んだ。

  • ミノムシlove

    没後半世紀以上が経つもいまだに新聞やメディアで取り上げられる作家としては、三島由紀夫に言を俟たないであろう。 昨年11月には、【『金閣寺』執筆の着想は放火事件ではなかった】というニュースが明らかになり、そのタイトルももとは『人間病』だったという。生前から写真集を出したり映画出演、レコードの吹込みまでやっている彼は、私生活込みで“三島由紀夫”という作品を創り上げていたのだろう。※『盗賊』でまず惹かれ読むようになった三島由紀夫。生まれた日が同じと知り嬉しかった。

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