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鳥人計画 角川文庫

Keigo Higashino

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043718016
ISBN 10 : 4043718012
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2003
Japan

Product Description

「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。精緻極まる伏線、二転三転する物語。犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。

Content Description

「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。精緻極まる伏線、二転三転する物語。犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年、大阪生まれ。85年『放課後』で第三一回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年には『秘密』で第五二回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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天下の東野作品なので、読み物として面白い...

投稿日:2012/02/08 (水)

天下の東野作品なので、読み物として面白いのは言うまでもありません。これだけ多種にわたる分野を題材として料理し、作品ごとに様々な見せ方をしてくる。この人の本を手に取る度、驚かされます。 この作品では早々に犯人が明かされ、その犯行方法を追う、というだけではなく、密告者は一体誰なのか、どうしてそれを知りえたのかを犯人が追う。そして事件の真相である計画に行き着いていく−という重なりあうプロットが存在します。題材とするジャンプの世界をしっかりとした専門知識を持って描いているからこそ、複雑な構造の作品を夢中になって一気に読んでしまいました。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    ノルディック・ジャンプの世界を舞台にしたミステリー。殺人事件を解き起こしていくのだが、犯人はかなり早い段階で明らかになる。したがって、ミステリーとしての妙味は、もっぱら動機と犯行の方法の解明ということになる。残念ながら、動機は弱すぎるように思うし、最後の真相もまた幾分無理があるだろう。ただ、そうした瑕瑾を補って余りあるのが、ジャンプの選手たちの心情を含めて、その全体像を科学的な観点からも詳細に描き出したことである。今まで何となく見ていたジャンプの見方までが変わりそうだ。東野圭吾の調査力と考察力に敬服!

  • Kircheis

    ★★★★☆ 読んだのはだいぶ前だけど、当時そんなに評判の良くなかった作品だった気がする。 確かにスキーのジャンプ競技というややマニアックなスポーツ界の話で用語など分かりにくい点があるのだが、それを補って天才『楡井明』の存在感で作品世界に引っ張り込まれた。 彼が殺される理由が余りにも悲しい… 冒頭で死んでしまって活躍の場がほとんどない楡井だが、その存在感は圧倒的!『魔球』の須田武志といい、『ガリレオ』の湯川先生といい、天才を描かせれば東野圭吾さんはうまい!

  • Tetchy

    謎は大きく分けて三つある。まずは通常のミステリに倣い、楡井殺害に関する謎。二番目は峰岸を犯人だと告発する者の正体。そして最後は題名にもあるように、本編のモチーフであるスキージャンプに関する謎。東野のミステリの優れたところはこういったモチーフが非常に魅力的な謎を伴っているところにある。本書で語られるサイバードシステムを読んだ時に映画『ロッキー4』を思い浮かべた。ソ連のサイボーグボクサー、イワン・ドラゴだ。しかし峰岸の動機は頭では解るが殺意にまで至るかなぁというのが正直な感想だ。天才楡井の造詣は素晴らしい。

  • ehirano1

    出だしは相変わらずの上手さでした。しかしなんだかイタタマレナイ話でした。楡井のフリーダムさが物語全体の救いだったのかもしれないと思いました。

  • ハイク

    札幌でスキージァンプ競技が開かれていた。選手の楡井は久々の日本のホープであった。恋人の杉江夕子は彼が練習している競技場に会いに行った。丁度その時ジャンプ台で倒れ死んだ。警察の解剖結果ビタミン剤に猛毒が検出、同時に胃の中からも検出された。著者は犯人を早い段階で明らかにし手口も明らかにしている。同時に犯人と警察に犯人を記した密告の手紙が届いた。道警の佐久間刑事は犯人を追いつめて行くが動機等不明な部分が残されていた。筋書きが二転三転し面白い。著者はジャンプを良く知らない読者に、綿密に調べ分かり易く記述している。

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