毛皮のマリーズのファーストアルバム。初期衝動のようなガレージパンクなサウンドにボーカル志摩の歌詞がのっかりアングラで最高の一枚です。毛皮のマリーズまた見たいな、と願ってしまう。

アルバムを製作時には解散が決まっていたのか、新しい音や挑戦が感じられなかった。となりにいてね、はアビーロードで録音したこともあってか、ビートルズを意識した音でよかった。作品の前半と後半でまったく印象が違う。前半は正直パッとしない、８曲目からラストまではセンスのある質の高い曲ばかり

良い。それ以外に何も言えないくらい、この作品は作品だ。 このアルバムを聴いてるうちに、ヴォーカルの志摩遼平が忌野清志郎に重ねて見てる僕がいた。両の人も愛を唄う。高らかに胸張ってはっきりと本当の愛の唄を唄う。 世界観を作る。毛皮のマリーズが作り出す世界観は、卑しいほどに、憎しいほどに、狂おしいほどに、聴く人を包み込む。その特性が故に、その中に入るまでが大変なので、そこがジレンマだ。そんなアルバムだったと思う。

ほんとにマリーズにしか出せないサウンドでした!!! 前作とは違うイメージで最初は 「…？」と思いましたが 聴いてくうちにはまる！ 志磨さん直筆のマンガもかわいらしくて満足∩^ω^∩

好きです、とっても。

がっかりした。 インディーズ時代に比べて駄作が多すぎる。 前評判が良かったので、いい気になってしまったのか？ なぜフォーキーな曲がメインなのか？ シングルを聴いてアルバムを買った人はきっとがっかりしただろう。 キヨシローの影響もモロすぎるし。 かっこいいのはバックの演奏だけだな。

うへー、格好良いです！軍服に身を包み、尚且つ｢戦争をしよう｣…なんて挑発的なんでしょう笑　ボーカル志磨の特徴的な声が癖になります。アングラな空気と退廃的な雰囲気。でもストレートでポップ。メジャーデビューも決まったみたいですね。オメデトウ！

《今世紀最大の問題作》 ここまでロックな・パンクなアルバムは久しぶり！ 本人たちも言ってるようにビートルズに影響された曲がいくつか…っていうかまんま!(Get Back,Strawberry Field,Helter Skelterとか、ジャケもRevolver）まるで、すかんちのようなオマージュっぷり。 曲はソウルフラワーの奥野さんが参加したことで初期のバキバキのサウンドから、ピアノ・ギターの美しい旋律を強調するようなサウンドまで以前に増して幅広くなっている。 そして、歌詞は海外では絶対に不買運動が起きるような歌詞。無神論者な私にはこれこそ

売れ筋の音楽が宙に浮いて、理想を求めているならば、マリーズの音楽は泥まみれで現実を求める。 現実の美しい面、狂気的な面を表現しているが故に共感なり、恐怖なり心に伝わるものがある。 美しい盛り上がりをみせる、｢ビューティフル｣。 これぞpunkと言わんばかりに初期衝動を詰め込んだ｢愛するorDIE｣。 どこか懐かしさを感じる哀愁漂う｢宗教｣。 ３曲とも感じは違えど、前のアルバム同様全ての曲が｢これぞマリーズ｣と思える曲に仕上がっている。 ５００円でこの３曲!! これは買うしかないだろう!!

とにかく器用だ。今回のアルバムでただ暴れ回ってりゃいいバンドではないことを証明した。やはりその辺が、このバンドのそこらで燻ってるありふれたガレージバンドやパンクバンドと一線を画しているところ。毛皮ズは日本のストゥージズから日本のビートルズへとなった。近未来のロックスターはここにいる。次回作が早くも気になるのと、期待をこめて☆4つ。