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日本人の宿題 歴史探偵、平和を謳う Nhk出版新書

Kazutoshi Handou

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140886687
ISBN 10 : 4140886684
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「昭和史」シリーズをはじめ、「昭和史の語り部」として多くの戦争関連書を遺した半藤一利さん。没後一年を機に、半藤さんが現代日本人に伝えようとした「大切なこと」を、生前のNHKラジオ番組での「語り」をもとに再構成して書籍化。各章末では、盟友・保阪正康氏が「半藤昭和史」の意義について解説する。

目次 : 1 勝ったという経験は、人間を反省させないし、利口にもしません(「これはちょっと由々しきことだ」/ 機会を与えれば歴史に興味を持つ ほか)/ 2 教育によって国というのは立つんです。経済によっては立たない(大人というのはいかにクルクルと変身するか/ 世の中に「絶対」ということはない ほか)/ 3 大きく変革するときに、人間というものは正体を現すんですよ(なぜ自分の経験を話しておこうと思ったか/ 恐怖を感じた雪空の下の空襲体験 ほか)/ 4 残しておけば、あとの人が真実に近づくことができます(四つの中学を渡り歩いた疎開生活/ 隅田川と浅草の青春時代 ほか)/ 5 歴史を自分で学んでいくことを積極的にやってください

【著者紹介】
半藤一利 : 1930年、東京生まれ。作家。文藝春秋に入社し、「週刊文春」「文藝春秋」などの編集長を歴任。2021年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • breguet4194q

    何十年も前のラジオ番組のインタビューを書き下ろした一冊です。しかし、つぶさに今の時代にも当てはまることを話しています。「歴史探偵」と名乗る著者の透徹した史観は、時代を越えた名言と言えると思いました。「真理は細部に宿る」「歴史の前に誠実であれ」と。偉大な人の慧眼に脱帽する思いでした。

  • ケンイチミズバ

    歴史を勉強する、知ることを続けましょうというとてもシンプルな教えでした。知識があれば鵜呑みにしない、疑問を持つ、問いかけをする行動にも繋がります。軍国オジサンたちの変わり身の早さから大人を信用できなくなったという半藤少年にとっての終戦と終戦直後の日本人の一面がとても分かり易くもありました。戦争は決して天からふってくるものではない。間違った判断を一つすると、また次の間違った判断をする、その積み重ねが戦争のような非人間的なことに到達してしまう。歴史を知る。これからの若い人たちの作っていく日本の明日のために。

  • まちゃ

    悲惨な戦争を経験した半藤氏世代の平和への思いを我々日本人は受け継いでいかなければと思いました。殊にロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにし、平和の大切さを強く感じます。少年期の戦争体験、元首相・吉田茂や作家・坂口安吾とのエピソードは興味深いものでした。平易な言葉で綴れた、歴史に学べ、という訴えを大切にしたいと思います。

  • へくとぱすかる

    裏表紙より。「戦争というものは、本当に人間がやってはならない一番最大の悪だよ」ということを繰り返して言いたいと思いますね。」 ラジオの音源から再現された半藤さんの語り。つくづく、日本人は歴史に学ばないし、戦争が終わるとすぐに、手のひらを返すように言動を変えてしまった大人たち。少年だった半藤さんが大人は信用できないと思ったのも無理はない。今、恐ろしいのは、まさに半藤さんの指摘した「せっかち」さで、戦争に奔っていきそうな、戦前と同じことを繰り返しそうな空気。雰囲気に流されたり、同調圧力に負けない意思こそ必要。

  • ひさしぶり

    昔の戦争は国家主権同士の戦いだったが、20世紀末(NATO軍がコソボ問題に介入)から「人道のため」に爆撃して国家主権を踏みにじってもok.つまり危険と思われるやつを先に叩くのは正しい、ということで戦争が始まる。ーまさに今それだよ! 日本の戦争は軍部の独走だけでなく当時の政治のだらしなさ、マスコミの煽り、我慢してきた国民の熱狂が招いたと。そして戦後はやたら「民主化」が叫ばれた。なんか背筋が寒くなる。取材ポイントや歴史史料の読み方など勉強になった。

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