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日本のいちばん長い日 上

Kazutoshi Handou

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784160901261
ISBN 10 : 4160901263
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

敗色濃厚な昭和20年夏。ポツダム宣言を巡り、内閣の意見は割れていた。無条件降伏を主張する海軍、外務省に対し、陸軍、参謀本部は「国体護持の保証がない限り徹底抗戦」と譲らない。原爆投下、ソ連参戦と追い詰められるなか、ついに昭和天皇の聖断を仰ぐことに―。

【著者紹介】
半藤一利 : 1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任後、作家となる。2021年1月12日、逝去

星野之宣 : 1954年、北海道生まれ。75年『鋼鉄のクイーン』でデビュー。『はるかなる朝』で手塚賞入選。2009年、日本人漫画家として初めて大英博物館で原画展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    星野之宣が「日本のいちばん長い日」を漫画化した。圧倒的筆力で描かれる緊迫した画面の連続。原作は未読だが、岡本喜八による映画は何度か観ている。この漫画では、幕末から始まる。尊皇攘夷の思想が軍部に生きていたという論である。そして、終戦を決める日、軍部の最後の戦いが尊皇vs攘夷であり、阿南陸軍大臣の記録にはない構想まで描かれていく。悲劇的な戦場の状況も挟みつつ、「日本のいちばん長い日」は進行していく。続けて下巻へ。

  • ☆よいこ

    漫画。(上巻)終戦前夜1945年(昭和20年)8月14日正午から、15日正午の玉音放送までを描く。前日譚は1853年の日米親和条約から始まる。尊皇攘夷が広まり1860年桜田門外の変、1936年二・二六事件、1937年蘆溝橋事件からの開戦。1945年7月26日のポツダム宣言を受けて終戦へ向けての動きが始まる。8月14日正午に御前会議招集、終戦の手続きを進める中で軍部はクーデターを画策する▽星野之宣の画圧が素晴らしい。漫画じゃなきゃ読まなかったジャンルだったので良い機会をいただきました。

  • ぐうぐう

    星野之宣がコミカライズする『日本のいちばん長い日』。幕末から始まることにまず驚いたが、原作を未読なので正確には分からないものの、これはどうやら星野独自の導入部のようだ。幕末に生まれた尊王攘夷という思想が、星野版『日本のいちばん長い日』を貫く主題に思える。「外国からの侵略を攘う“尊王攘夷”ーーその行き先は他国への侵略だったのだ」と、戦前の軍部の動向を説く。さらに「日本がアメリカへの戦いに踏み切ったのもあの黒船への“尊王攘夷”の宿念がくすぶり続けていたためであったか」と論考を進める。さて、下巻へ。

  • ヒデキ

    原作・映画と好きな作品が、好きな漫画家が描いたら どんなになるだろうと思って読み始めたら巻頭が、幕末から 始まって吹っ飛んでしまいました 星野先生の歴史観は、予想していた形でしたが、 天皇をグッと踏みこんで描いていたことは、ビックリでした

  • bakumugi

    ここ1年半ほど、資格試験のため法律の条文しか読まない日が続いた。試験勉強もそうだけど、会社も国も、引き際の見極めと決断が大切だと実感する。すでに大きな損失ダメージを受けたなかで撤退の選択をするのはとても勇気がいることだ。でもその選択を誤ると損失はさらに大きな傷となる。国上層部のこんな薄氷の決断の先に、今の日本の平和があるんだよな。奇跡だ。人生後半、悔いなく生きたい。

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