Books

ルンガ沖夜戦 新装版(仮)Php文庫

Kazutoshi Handou

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569904207
ISBN 10 : 4569904203
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

1942年11月30日夜、日本海軍にとって最後の勝利となった海戦。取材を積み重ねた昭和史の語り部による駆逐艦乗りへの鎮魂歌。

【著者紹介】
半藤一利 : 1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「漫画読本」「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家。1993年、『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞、1998年刊の『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞、2006年、『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』で第60回毎日出版文化賞特別賞、2015年には菊池寛賞を受賞。2021年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケンイチミズバ

    彼らの死は無益であったか。夜戦(航空攻撃を避けるため夜間の艦船同士による戦い)には勝利したものの飢えに苦しむ上陸部隊への補給は成し得なかった。海戦の実際を知らない者は海軍が勇ましい戦果を欲したあまり補給作戦をないがしろにしたという者もいたそうだ。今、この作品を読んだ私は命を懸けて戦った駆逐艦の乗組員らの姿しか伝わらないためにそういう意見もあったのだなと思うものの唸ってしまう。 駆逐艦本来の役割は艦船同士の砲雷撃戦であり、日本軍が行った占領地の島々への補給輸送は戦力の無駄遣い、大本営の判断の過ちでもあった。

  • 好古

    【感想】やはり半藤さんの文章は分かりやすい。本書はノンフィクションと言うより駆逐艦に焦点を当てた戦記ものに近い印象がある。半藤さんの駆逐艦への思い入れが伝わる。その姿、戦術はまさに海の殴り込み番長といった趣がある。駆逐艦は"軍艦"ではないから、主計長がいない。軍艦は昼食は洋食のフルコースだが駆逐艦は食事も質素、衛生も最低限以下。乗員は荒っぽく無駄や上辺の儀礼や作法を嫌う。ゴム草履の士官もいた。陽炎が衰弱した辻参謀を収容した話があった。これで密林の度合いは軽微と報告したのだが一体どいう肚をしていたのだろう。

  • ひめの

    ガダルカナルの攻防戦の中の一つ、ルンガ沖夜戦を描いたドキュメント。制海権と制空権をなくし、圧され始める日本軍の中で苦境のなかを必死に戦った駆逐艦乗りの物語。時系列で複数の人々が主体となる群像劇の形をとる。共に各駆逐艦の来歴を紹介するなど駆逐艦にフォーカスを当てている。当人からのインタビューを元に作成されていて、最前線で戦った人たちの思いも伝わってくる。この戦闘としては大勝であったが、この後の終わりなき出撃と轟沈を思うと悲しさが残る。出撃表をみるだけで駆逐艦乗りがいかに勇敢に戦ったかが分かる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items