僕には一点の非もない 上 ノンフィクション

ある日理由もなく、一人の高校生が同級生に全身を殴打されるという暴力事件が起こった。教諭らは、それぞれが掴んでいた一切合財の証拠を無視しただけでなく、あたかも暴力を肯定し、さらに被害者を、加害者のごとくに攻撃していった…。なぜ、彼らは、そこまでしなければならなかったのか。どうして被害者を、そうまでして黙らせようとしたのか。

目次 : 我が子の心を癒す作業をする/ 予感/ ９月２５日事件発生/ 手の甲の肉が抉れている？/ これは「喧嘩にする」/ 明らかな嘘/ 独りで帰っちゃ「ダメッ！絶対にダメ！」/ ９月２５日事件直後の生々しい記録/ 予想以上の危険/ 事件の経緯文/ 警察に被害届を出したら話が大きくなってしまう/ 水掛け論/ 一点の非もない僕が、どうして中退しなくちゃならないんだ！/ 無視された「加東・鈴木」証言テープ/ 謎に包まれた二回目の話し合い/ 幕を下ろす

【著者紹介】
石原加受子 : 心理カウンセラー、心理ライター、心理相談研究所・オールイズワン代表。「思考・感情・五感・イメージ・呼吸・声」などをトータルにとらえた独自の心理学スタイルで、「性格改善、親子関係、対人関係、健康」に関するセミナー、グループ・ワーク、カウンセリングなどを行い、心が楽になる方法、自分の才能を活かす生き方を提案している。日本カウンセリング学会会員、日本学校メンタルヘルス学会会員、厚生労働省認定『健康・生きがいづくり』アドバイザー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）