Books

踏切の幽霊 文春文庫

Kazuaki Takano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167924379
ISBN 10 : 4167924374
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

その踏切で撮られた写真には、写るはずのない人影が記録されていた。大都市の片隅で起こった怪異。最愛の妻を亡くし、絶望の淵にいる記者が突き止めた真実とは。哀しみ、怒り、恐怖―読む者の心に様々な感情を喚起する、ホラーを超えた新たな幽霊小説の誕生。迫真の筆致で描かれた、生と死についての物語。

【著者紹介】
高野和明 : 1964年生まれ。映画監督・岡本喜八氏に師事し、映画撮影スタッフ、脚本家を経て小説家に。2001年『13階段』で第47回江戸川乱歩賞受賞。11年『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞、第65回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 風地

    本当に幽霊の話だった!なんか比喩とかトリックかと思ってた。久々の高野さん、相変わらず読ませる引力が強いな。その幽霊はなぜ踏切に現れるのか、終盤で明かされたときに、切なさに包まれた。大切な人を失った人の物語でもあった。最後の最後に、幼かった頃幽霊話をたくさんしてくれた亡きお母さまへの謝辞があって、なんだか涙が出そうだったよ。親のしてきたことが、こんなふうに子どもの血となり肉となっているのを見ると、永遠とかについて考えてしまう。

  • ギブソン

    以前から気になっていたものの、読むのは初めての作者さん。 幽霊譚自体ほとんど読んだことがないので、とても新鮮でした。 やや説明的に感じる部分もありましたが、作者の筆力で一気に読ませるところはさすがです。

  • 紫スカートのおっさん

    🚥✖️1 🚃✖️1 🕰️✖️1:03 👻✖️1 👩✖️1 🍷✖️1 🏨✖️1 🔪✖️1 👵✖️1 😢✖️1 📸✖️1 ✏️✖️1 👊✖️1 👮✖️1 🏡✖️1 👀✖️1

  • anxiety

    最愛の妻を亡くしてやる気を失くし、敏腕社会部記者から廃刊寸前の女性誌の雇われ編集部員に身を窶した記者・松田が遭遇する怪異の話。かつての森村誠一などを思わせる、ちょっと社会派ミステリーの様な硬質な表現や文体が、政治家の汚職や社会の裏側を描く本作にとても良く合っていて、個人的にとても心地良い。霊能者が、失くした妻が横で見守ってくれていると松田に告げる場面はホロリとさせられる。怪異を信じているわけでは全くないけれど、亡くした人を大切に思う気持ちはどんな契機でも同じ。面白かった。

  • RRR

    哀切と救済が同時に飛来する物語。 あなたは幽霊を信じますか? 僕は「科学では割り切れない事象は存在する」と思っていまして。幽霊譚から物事が大きく動きます。こういう現実もある、やり切れませんね。そして、同時に主人公の心の救済の展開には、僕は落涙しました。 しっかりと読ませる力量はさすがですね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items