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中世ネコのくらし 装飾写本でたどる

Kathleen Walker-meikle

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784568105759
ISBN 10 : 4568105757
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ネコは中世を通じて写本にしばしば描かれました。時にネズミと共に大切なペットとして、時に寓話の賢いキャラクターや、悪魔の化身として‥様々な姿で表現されてきました。
本書は中世ヨーロッパが所蔵している中世の装飾写本のなかから、ネコが描かれた美しいページとともに、中世のネコの生活の様子や、物語のネコが登場する逸話をご紹介します。中世におけるネコのくらしや人間との関係性を魅力的に描き出した1冊です。
2011年にBritish Library Publishingから刊行した、キャスリーン・ウォーカー=ミークル著『CATS in Medieval Manuscripts(中世装飾写本のネコたち)』の日本語翻訳本です。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    イギリスで人気を博した『CATS in Medieval Manuscripts』の日本語翻訳版ということで読みました。中世の頃の猫は、魔女裁判時の黒猫の虐殺に象徴されるように、不幸の時代を生きた感じがするにゃあ(=^・^=) https://bijutsu.press/books/5452/ 【読メ😻猫部】

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    英国の装飾写本に描き込まれた中世の猫たちの生態。余白などに描き込まれた猫たちの表情は可愛く、リアルというよりも人っぽい表情もあり、かなり・・・。ネズミ捕りなどに重宝されながらも時に聖職者から疎まれ、庶民からは皮を剥がされ、飢饉の時は肉も喰われ、建造の際は人柱ならぬ猫柱にされる。中世は猫にとってかなり、ハードモードだ。ただし、本の余白に猫が描かれる、修道院でも猫は飼育されていたなどと猫を愛くるしく思う人はいたのは確かだ。動物寓話での狐との関係には『ピノッキオ』で登場するのも納得した。

  • 天の川

    大英図書館の中世文書コレクションに見られる様々な猫のイラストとともに中世の猫に対する人々の考え方や扱いをまとめた本。全ページカラーで美しい。その多くは写本の隅に描かれた本文とは関係のないイラスト。お世辞にも上手とは言えないものが多く、だからこそ妙な可愛さがあり、凝視してしまう(;'∀')絵の可愛さに惹かれて読んでみると、ペットとして飼われてもネズミを狩る本能は失わない猫を悪魔や異教と結びつけることが多く、儀式の生贄にすることも多かったとか。中世は猫にとって生き辛い時代だったようだ。

  • Nat

    図書館本。中世の写本の飾り文字や余白に猫が登場。ねずみを咥えているものが多いが、犬や竜と戦っているものも見られる。装飾頭文字の中に描かれているものが面白い。

  • くさてる

    5〜16世紀のヨーロッパで描かれた写本に登場する猫の姿を紹介した一冊。しみじみと不思議なのですが、なんでこんなにみんな猫っぽくないのか。記号として描かれた物なのかもしれないけど、もうちょっと可愛くならないか。いや可愛いと言えばかわいいし、味もあるのですが。その中に突然変異のごとく写実的で可愛い猫の絵がぽんと入ってるとますます不思議。そしてそんな猫の姿を通じて、中世の社会や風俗についても理解を深められる一冊でした。

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