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14歳からの原発問題

Karin Amamiya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309616704
ISBN 10 : 4309616704
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan

Content Description

「3・11」で原発の恐ろしさに気付いた著者が、小熊英二、鎌仲ひとみ、西尾漠、原発労働者ら6名の専門家を訪ね、原発についてイチから学ぶ。これからを生き抜くための「原発問題」入門。

【著者紹介】
雨宮処凛 : 1975年、北海道生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。以来、若者の「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言。07年に出版した『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aya Murakami

    図書館本 311の事故で避難するかしないかで町や家族が対立していたという話は恥ずかしながら初耳でした。そうだよね、若い母子よりも年配の老夫婦の意見のほうが家族の中では尊重されますから。うちの家でもアル中親父が男で年配で家長だからという理由で一番尊重されています。そして健康被害で割りを食うのは幼い子どもなのです。 6章の20キロ圏内にとり残された動物たちの話は涙がでそうな話でした。原発とは話がそれるのですが、ホームレスの人のそばに犬猫を捨てる人というのも結構いるという話も。

  • モモ

    原発がよく分かる1冊。雨宮さんは中立の立場でこの本を書かれているが、最終的に思うのは原発に良いこと無しということ。チェルノブイリ原発事故の対応はひどいと思っていたが、日本の方が最悪。文部科学省は福島の小学校での年間被爆許容量を通常時の20倍の20ミリシーベルト以下でOKと通達。これに反対した小佐古教授は「自分の子をそういう目にはあわせたくない」と辞任した。チェルノブイリでは家畜も全頭避難したが日本では置き去り。核のゴミ問題も少なくても数百年から10万年!かかる。原発の再稼働は狂気の沙汰としか思えない。

  • さゆ

    反原発に立場を置いた一冊だった。もし、ここに書いてあることが100%事実であるとすれば、私はやはり怒りを禁じえない。とりわけ、計画停電の本当の目的は国民に原発の必要性を実感させる為、という件には、唖然とした。国民はますます政治や政治家に不信感を募らせるだろう。

  • サトゥルヌスを喰らう吾輩

    「3・11」で原発の恐ろしさに気付いた著者が、小熊英二・鎌仲ひとみ・西尾漠・原発労働者ら6名の専門家を訪ね、原発についてイチから学ぶ。これからを生き抜くための「原発問題」入門。(Amazonより) 淡々とすごい話がどんどん出てくる本でした。原発労働者の方の話、イラクや青森県六ヶ所村などでドキュメンタリーを撮った方の話、3.11後「原発さえなければと思います」と壁に書いて自死した福島県相馬市の酪農家男性のエピソードなどが印象に残りました。

  • 東雲

    3.11以後に私やその他の人々と同じように、原発に対して無知であった著者がインタビュー していく。元原発労働者、開沼博、小熊英二、原子力資料情報室の西尾漠さん、獣医のなかのまきこさん、鎌仲ひとみさん。内容は以前何冊か関連書籍を読んでいたので確認作業。非常にわかりやすい。動物の章はやはりつらい。問題なのは戦後から利権に固執している政府と、情報の少なさ。そして知ろうとしない態度。いつまで続くんだろうこの閉塞感は。

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