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脱「貧困」への政治

Karin Amamiya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000094542
ISBN 10 : 4000094548
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

底が抜けたかのような不安定さが続く日本社会。格差と貧困の現場で格闘する2人と、第一線の研究者3人による骨太の議論が、ポスト新自由主義の時代に向けた社会保障と、その実現へとつながる政治の本質を伝える。

【著者紹介】
雨宮処凛 : 作家・プレカリアート活動家。1975年生まれ

中島岳志 : 北海道大学公共政策大学院准教授。1975年生まれ。南アジア地域研究

宮本太郎 : 北海道大学大学院法学研究科教授。1958年生まれ。比較政治・福祉政策論

山口二郎 : 北海道大学大学院公共政策大学院教授。1958年生まれ。行政学・政治学

湯浅誠 : NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長ほか。1969年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kotte

    「はじめに」で宮本太郎先生が書いているように2008年12月に開催された北海道大学大学院法学研究科主催シンポジウムの記録です。2008年末はリーマンショック後の経済混乱による派遣切りなどが話題になった時期であり、貧困問題が可視化された時期といえます。本書が書かれた頃と比べれば、失業率など表面的な雇用情勢は改善されていますが、低賃金で不安定な労働を余儀なくされる非正規労働者の現状は変わりありません。非正規労働者の待遇改善が叫ばれるものの、変わらないまま本書の出版から今まで時間が過ぎてしまったといえます。

  • すのう@中四国読メの会コミュ参加中

    赤ん坊に対してコミュニケーションを一切取らず、最低限の世話だけして育てた場合、死亡すると聞いた。人にとってはコミュニケーションがとても大切。人との繋がりがあるからこそ生きていける、そんなこともあるはず。けれど、それが消滅しこつつある現在。これは人災だ。

  • あゆさわ

    ざっくりとした経済にかかわる最近の政治史という感じ

  • D21 レム

    少しでも変った人がいたら「危ない人」とみなされ通報されてしまう社会。雨宮処凛のプレカリアート(不安定な労働者)運動。人との繋がりや金銭や心の「溜め」が失われているため、すぐにホームレスになってしまうしくみ。秋葉原事件は「心の闇」なんかではなくて、社会や労働問題。これを促進することになった小泉改革。向かうべきは社会のしくみを変えること。しかし、非常に困難。2009年の本。

  • ふぇるけん

    日本の貧困問題について、すごくよくまとまっています。

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