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生きさせる思想 記憶の解析、生存の肯定

Karin Amamiya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784406052153
ISBN 10 : 4406052151
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

若者を「難民」にする社会は、暴力と貧困が蔓延し人々が思考停止させられ精神を病む社会でもある…。プレカリアート運動に献身する作家と、「九条の会」事務局長を務める文芸評論家が、それをこえる思想を語り合う。

【著者紹介】
雨宮処凛 : 作家。1975年北海道生まれ。22歳の時、右翼団体に入会。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルとして活動。99年に右翼団体を脱会、ドキュメンタリー映画「新しい神様」(土屋豊監督)主演。その後、作家活動とプレカリアート運動にとりくむ。フリーター全般労働組合・賛助会員。「反貧困ネットワーク」副代表

小森陽一 (国文学) : 日本近代文学研究者、東京大学大学院総合文化研究科教授、「九条の会」事務局長。1953年東京都生まれ。北海道大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • みゃーこ

    複雑な時代背景やこの社会の構成員個人個人の心理的要請が招きよせた思想や幻想と一握りの資本家によって利用された巧妙な物語の歯車のなかで始まっていく一人ひとりの生きづらさのストーリーのからくりを納得行く形で歴史と共に説きほぐしていく対談。

  • 寛生

    【図書館】「人間の尊厳が資本の攻撃にさらされている」(159)社会に生きている者にとって自らの《命》をどう守り生き抜いていくかを真剣に探っていくための必読書。どんなに大学で必死に勉強をし、いい大学を出て正社員になる免罪符を貰ってたとしても、雨宮の弟に待っていたのはヤマダ電機での1日1食17時間の労働条件。「奴隷のような扱いを受けている」日本の労働環境における〈個人〉の生存危機と「個人の責任」レトリックを二人の対話が追跡していく。苦しみもがき息さえもできない日本人に、だからこそ「生きよ」と本書は言う。

  • しゅんぺい(笑)

    雨宮処凛さんと小森陽一さんの対談本。 タイトルがタイトルだけに、基本的に雨宮さんベースの文章であるような感じがした。 雨宮さん自身のこれまでの歴史を交えて、「生存の全肯定」のための思想が描かれています。 共感できるところが多い、良書でした。

  • readtuktuk

    小森陽一の言葉からメモ。〈生きづらさの当事者たちは、悩んだ挙げ句に、「アダルト・チルドレン」という言葉や、精神医学の言葉によって自分のアイデンティティを位置づけてみたり、自分が他者にどう見られているのかということにこだわったりしてきました。それが資本主義社会のシステムが今どういう方向に向かってるのかっていうこと自体を押し隠し、人を自己否定に向かわせてきたということですね。そして、プレカリアートの運動はその隠蔽されてきたものを見えるようにして、個人の置かれた状態の背景に何があるのかを見えるようにしてくれる言

  • 1.3manen

    対談集。雨宮氏のフリーター時代の生きづらさで、手取り12万円にして8万円の家賃で、残りでどうやって暮らせるのか、というのは、今も非正規雇用者全体の問題として重く政策形成担当者は受け止めてほしい。共通していえることは、非正規雇用の長さ、NEETやひきこもりの長期化、という、階級や身分の固定化が社会問題化されなければならないが、上野千鶴子氏が言っていたように、東大出ても食えない人が高学歴ワーキングプア問題を社会に見える化したが、その後は自己責任とか、メディアが真面目に取り上げる気はないようだ。弱者連帯を。

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