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右翼と左翼はどうちがう?

Karin Amamiya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309616438
ISBN 10 : 4309616437
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2007
Japan

Content Description

ウヨクとサヨク。命懸けで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに、仲良くできないのはなぜ。両方の活動を経験した著者が、学校では教わらない右翼・左翼のテロ、革命の歴史や現状をとことん噛み砕く。

【著者紹介】
雨宮処凛 : 1975年、北海道生まれ。96年、右翼団体に入会。98年、愛国パンクバンド「維新赤誠塾」結成、ボーカルをつとめる。99年、その活動がドキュメンタリー映画「新しい神様」(監督・土屋豊)となり、話題を集める。00年、『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。現在は生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aya Murakami

    図書館本 赤軍のあさま山荘事件は有名ですが自助グループの自傷系の話は初耳でショックでした。今現在でさえ苦しんでいるのにさらに仲間同士で傷つけあい敗北死…、ひどい現実です。 自分の今までの人生でもいじめにも遭いましたし、仕事で精神病んでさらに家族から白い目で見られ…、決して他人事ではすまされない自分自身の出来事でもあるのです。 作中で紹介された右の人も左の人も世間や権威に反発しているのですが、自分の場合なぜか同世代にも反発しているのですよね。

  • ちさと

    6人のインタビューを収録し、右翼と左翼について、その思想や歴史を紹介していきます。どちらの思想が優れているかを論じるのではなく、世の中には不当な事があれば抗議する人々がちゃんといて、その人達の意見を聞きながら自分も声をあげる勇気を持とう、というのが本書の本旨です。元右翼、その後左翼の思想に転身した雨宮さん故に、このような著書を上梓できたのでしょう。右と左、考え方は随分違うけども、その大部分の人達が「よりよい社会にしたい」と切望している部分では、似ていますね。

  • ほたて

    物を知らない田舎の子だったので、上京した時に驚いたことはたくさんある。お世辞にもキレイとは言いがたいキャンパスのあちこちに大きな看板があったのもそのひとつ。学生の自治を訴えるものに混ざって「憲法9条」や「自衛隊」の文字があったので、思想的な傾きを感じたけど、右も左もわからないぼんやりした学生だった。『ぼくらの七日間戦争』の冒頭のシーンが左翼の活動と知って、勉強しようと手にしました。14歳向けとはいえ、歴史的事実を知ってることが前提で、もう少し踏み込んでみたいと思った人向きかも。

  • いろは

    右翼か左翼か自分はどちら側なのか、という結果に導くのではなく、右翼と左翼の見方が180度変わった作品だった。右翼にも、左翼にも、言える事はただ一つ。彼らは私達の変わりに戦ってくれているのだ。日本や国家や政治と。日本に生きる若者と自分達を、カネと物と権力から救い、自由を見いだす為に。怖いと思っていた。あの黒い車と、その中にいる男の人達を。たまにデモなんか見ると、白い目で見る自分がいた。しかし、この作品を読むと皆、意識が変わるだろう。彼らは、彼女達は、この国の苦しみや生きづらさを真っ正面から見つめている。

  • ふろんた2.0

    初歩的なことから知りたかったので、図書館のジュニアコーナーから借りた。客観的視点ではなく、著書の両者に所属していた経験から当事者目線で語られています。右翼と左翼が真逆の思想を持っているわけではないということがわかり、今までのモヤモヤが少し晴れた。共通して言っているのは、何も考えていないことが一番危険。

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