Product Details
ISBN 10 : 4062578107
Content Description
「智の限界」「科学の終焉」などと言われることがある「不完全性定理」。しかし、それは智の限界や終焉などではなく、「正しくても常に証明できるとは限らない」ということを、卓抜したアイディアでゲーデルが証明した定理です。同じことを、イギリスの数学者チューリングは、彼が築いたコンピュータの数学的基礎の中で示しました。ゲーデルとチューリングの証明の詳細は抽象的でたいへん高度ですが、定理の内容は、それほど神秘的なことを言っているわけではありません。そこで本書では、「不完全性定理」の内容を正確に理解するとともに、証明のための驚くべき二人のアイディアを、できるだけやさしく紹介します。
目次 : 第0章 こころの準備/ 第1章 無限に挑んだドン・キホーテ、ゲオルク・カントール(まちがいだらけのカントール/ 無限ホテルの怪 ほか)/ 第2章 ラッセル卿の希望を打ち砕いたクルト・ゲーデル(ラテン語の文法を完全にマスターした子供/ 論理学超入門(真偽表) ほか)/ 第3章 チューリングの辞書に「停まる」という文字はない(チューリングの肖像/ 友人の死と心脳問題 ほか)/ 第4章 Ω数、様相論理、エトセトラ(グレゴリー・チャイティンとΩ数/ いろいろな不完全性 ほか)
【著者紹介】
竹内薫 : サイエンス作家。1960年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科、同理学部物理学科卒。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学理論専攻、理学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Aya Murakami
読了日:2021/09/23
SOHSA
読了日:2013/06/29
calaf
読了日:2013/06/04
ほぼひつじ
読了日:2016/04/20
anco
読了日:2015/06/24
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