光宗薫作品集 せみにんげん

光宗薫完全描き下ろしによる物語調の初作品集！
優しい家族の元を離れ、せみちゃんは旅に出る。
こころを成長させて「せみにんげん」になるために。
「私の愛する、強くて個性的で、クールでファニーな昆虫“セミ”のミステリアスな半生を、理想を込めて描きました」
光宗薫が描く「せみにんげん」の物語。

光宗薫は、独学で緻密なボールペン画を描き始め、その後、水彩・鉛筆・油彩・アクリル等の多様な技法を取り入れながら、独自の表現を確立してきた現代作家です。
その作品は、柔らかな光と不安の陰影を同時に孕む世界を多様な手法によって構築し、独特の世界観で多くのファンを魅了しています。

今回の描き下ろしは、鉛筆による原画にデジタル彩色を組み合わせる新たな手法を採用し、自己の内面・記憶、社会構造を巡る旅を「せみちゃん」というキャラクターを通して、鮮やかにファンタジックに物語として描き出しました。


祈りのような寓話のような嘆きのような希望のような
饒舌な筆遣いで織られた珠玉の絵草子（楠本まき氏推薦）


《著者情報》
光宗 薫（ミツムネ カオル）
1993年生まれ、大阪出身。2011年頃より独学でボールペン画を描き始める。近年は鉛筆や水彩絵具等の幅広い画材を用いて夢幻的な生物等を描く。 主な展覧会に個展「むかしむかし」（ヴァニラ画廊/2024年）、個展「SEMITOPIA」（ヴァニラ画廊/2022年）、グループ展「鬼太郎EXPO」（池袋サンシャインシティ/2023年）、グループ展「Animanga」（HEAVEN GALLERY〔NY〕/2024年）等がある。