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中野のお父さんの快刀乱麻 文春文庫

Kaoru Kitamura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922948
ISBN 10 : 4167922940
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

文芸編集者・田川美希が実家を訪ねると、炬燵の周りは相変わらず本の山。美希が仕事で“謎”に出会うと、お父さんは魔法使いのような手際で一冊取り出し、「ここに書いてある」とヒントを示してくれる。大岡昇平の傑作の名付け親、古今亭志ん生の意外な一面、小津と里見〓の不思議な関係―。大好評シリーズ!

【著者紹介】
北村薫 : 1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら執筆を開始。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、2006年『ニッポン硬貨の謎』で本格ミステリ大賞(評論・研究部門)、09年『鷺と雪』で直木賞、16年日本ミステリー文学大賞を受賞。アンソロジーやエッセイ、評論などにも腕を振るう“本の達人”としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/12/post-49d6ce.html お父さんの推理は冴えまくっています。今回も、あまり知らなかった文芸界の裏側を垣間見ることが出来て、楽しかったです。

  • venturingbeyond

    中野のお父さんのみでなく、作中に登場する原島博・村山富美男両先生も、揃いも揃ってビブリオマニアの上に、映画・落語・音楽・将棋...と博聞強記・博学多才の人文知の塊のような人物。その口から出てくる話題は、あちらこちらに脱線し、逸脱を繰り返しながら、最後にきちんと話題が回収され、落ちるところに落ちる。戸田山先生の『教養の書』で示された通り、読み手側の教養の深まりに応じて、より一層のエンターテインメント性が増していく作りになっているので、再読すると、また違った味わいが出てくると思われます。

  • エドワード

    令和の元号が発表された時「命令の令か」と首を傾げる人が過半数でした。違います。相手の家族への敬称で、令嬢、令夫人などと使います。それでもハア?な人が過半数でした。そんな古くさい言葉で一章語る中野のお父さん。大岡昇平「武蔵野夫人」の経緯、三島由紀夫「美徳のよろめき」の衝撃。次は映画と小説の切っても切れない仲。黒澤明、溝口健二、小津安二郎。小津の映画の原作者、里見クとの関係は?黒澤明の「もののあわれ」とは?落語と将棋の話は門外漢なので全然わかりません。令和の世も出版業界は飲んで徹夜して、全く昭和のままですね。

  • hnzwd

    文学に加えて落語や劇なんかの文芸作品全般に関わる裏話や当時の背景なんかを交えながら、これはこういう意味があって、、なんていう裏を知った気持ちにさせてくれるシリーズ。意外な所が見えて得した気分になれるのがいいですね。

  • ちゃも

    話しが深く掘り下がり、コア過ぎて、わからんことが多すぎて、頭に???(・-・?)が…… 文学だけでなく、落語までいくか…と思いつつ、落語ならわかる〜と思ってたら、やはり、そんなことまで(|||O⌓O;)コア過ぎてついていけん……… 自分の無知、無学を思い知らされ、ショボンとなりました😅

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