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吉田松陰留魂録

Kaoru Furukawa

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061595651
ISBN 10 : 4061595652
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

志高く維新を先駆した炎の思想家吉田松陰が安政の大獄に連座し、牢獄で執筆した『留魂録』。愛弟子へ切々と訴えかける最後の訓戒で、死に直面した人間が悟り得た死生観を書き記した格調高い遺書文学の傑作を味読・精読する。

目次 : 1 解題(世に出るまで/ 二十一回の猛/ 法廷での激論 ほか)/ 2 留魂録(余去年已来心蹟百変/ 七月九日、初めて評定所呼出しあり/ 吾が性激烈怒罵に短し ほか)/ 付 史伝・吉田松陰(丘の上の貧乏武士/ 丘学師範吉田家/ 萩城での親試 ほか)

【著者紹介】
古川薫 (小説家) : 1925年、下関生まれ。山口大学教育学部卒。教員、新聞記者を経て、1970年から文筆活動にはいる。1993年、直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    吉田松陰が獄中で書いた遺書であるのと同時に、松下村塾の門下生に宛てたものでもあります。歴史的背景を知らなければ読むのは少し辛い気がしました。事情の説明は少なく、松陰先生の死生観や門下生への提言が語られているので、松陰先生は獄中に捉えられてからずっと死を見つめていたのではないかと思います。それは志と徳の高さを感じさせ、優れた門下生を生み出したことも納得させられました。死を目前にしても松陰先生の志は消えなかったのですね。

  • ehirano1

    学問(≒智)することが死をも超越する様はソクラテスを思い浮かべずにはいられませんでした。

  • 夜間飛行

    この遺書はいったん世の中から失われ、後日、松陰と同じ牢にいた人によって再び世に出た。つまり二通あったのであり、そのことからも強い意志が感じられる。死に直面し、獄中で乏しい紙に一語一語刻みつけるように書いたのだろう。それなのに、きわめて冷静な文章であることに驚かされる。まさに松陰の魂が込められた言葉としかいいようがない。「三奉行強ひて書載して誣服せしめんと欲す」…三奉行が自分を陥れたことを断固として訴えながら、「素より生を謀らず、また死を必せず」…生死を天に任せた自分であろうとする。まさに猛士というべきだ。

  • AICHAN

    図書館本。吉田松陰は私の尊敬する歴史上の人物。特に好きなのは無私であったこと。「僕は忠義をするつもり、諸友は功業をなすつもり」という松蔭の言葉からは、出世主義といった世間欲のまったくない彼の生き方がわかる。その松蔭は処刑前日、「留魂録」という語録を遺した。この本はその逐次訳。この遺書によって松下村塾門下はいきなり革命の志士となり長州藩は倒幕に向けてまっしぐらに駆け進んでいく。松蔭の感化力はそこまで凄まじいものだったのだ。なお本書には松蔭の人となり、思想がよくわかる「史伝・吉田松陰」も併載されている。

  • 佳音

    なんというか・・。はじめに記された、後に極刑となる投獄の経緯が頭を離れず、彼の甘さや思い込みを考えるとこの本から何を学べばいいか、浅学で浅はかな私は悩んだ。

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