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[USED:Cond.AB] Concierto De Aranjuez: Muraji Kaori

Kaori Muraji

User Review :4.5
(9)

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帯なし,ケースひび,ケースすれ
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Genre
Catalogue Number
VICC60154
Format
CD

Product Description

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村治佳織の「アランフエス協奏曲」

ロドリーゴが没する半年前の1999年1月に、マドリードにある彼の自宅を村治佳織が訪ね、間近でいくつかの小品を弾くという貴重な体験を踏まえての録音です。
 録音時には必死で、とてもマドリードでの数十分間を思い出す余裕など無かったと語る村治ですが、例えば有名な第2楽章(トラック2) ―作曲されたずっと後の90年代に入ってから、ロドリーゴはこの哀愁に満ちた音楽に、当時せっかくの長子を流産してしまった夫人への、慰めの想いが込められていることを告白しました― などを聴きますと、その貴重な体験の中で蒔かれた種が、村治の中で見事に開花している様を実感することが出来るのです。
 村治佳織初の協奏曲録音としても、まさにこれまでの彼女の活動の集大成と呼べる1枚です。
 妥協の無い音楽性に裏打ちされた山下の好サポートにも注目。ほかに「アーノルド:セレナード」、「カステルヌーヴォ=テデスコ:協奏曲第1番」、「ディアンス:タンゴ・アン・スカイ(まがいもののタンゴ)」を収録。
 録音も優秀。たいへん美しい仕上がりです。

ロドリーゴ:『アランフエス協奏曲』
アーノルド:ギターと弦楽のためのセレナード作品50
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調作品99
・ディアンス:『タンゴ・アン・スカイ(まがいもののタンゴ)』〜ギターと弦楽合奏版
 村治佳織(ギター)
 新日本フィルハーモニー交響楽団
 山下一史(指揮)

Track List   

  • 01. Concietro De Aranjuez For Guitar And Orchestra 1 Allegro Con Spirito
  • 02. Concietro De Aranjuez For Guitar And Orchestra 2 Adagio
  • 03. Concietro De Aranjuez For Guitar And Orchestra 3 Allegro Gentile
  • 04. Serenade For Guitar And Strings
  • 05. Concerto For Guitar And Orchestra No.1 In D Major. Op.99 1 Allegretto
  • 06. Concerto For Guitar And Orchestra No.1 In D Major. Op.99 2 Andantino Alla Romanza
  • 07. Concerto For Guitar And Orchestra No.1 In D Major. Op.99 2 Ritmico C Cavalleresco
  • 08. Tango En Skai - Version Pour Guitare Et Orcehstre A Cordes-

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Comprehensive Evaluation

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アランフェス協奏曲は10種位聞いたが残念な...

投稿日:2023/11/13 (月)

アランフェス協奏曲は10種位聞いたが残念ながらその中でもかなり不出来な演奏であったと言わざるを得ない。再録を期待する。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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アランフエスも良いのですが、カステルヌオ...

投稿日:2020/07/25 (土)

アランフエスも良いのですが、カステルヌオーヴォ=テデスコがなお良い。最近の彼女は力の抜けたとても音楽的な演奏をするようになり、一皮剥けたことが明らかであり今後がさらに楽しみな演奏家です。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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村治佳織が師である福田進一の宝塚コンサー...

投稿日:2010/07/23 (金)

村治佳織が師である福田進一の宝塚コンサートで弟子として紹介され数曲弾いた時・・彼女の演奏に初めて接したのは確かもう十数年以上前と記憶しています。あれから随分研鑽の上腕も上げもう師を越える数のCDリリースが本HMVでも確認されます。さて、本盤主体は1999年(彼女が二十歳を超えた頃)に録音された名曲「アランフェス協奏曲」(演奏タイム@6’10A11’22B5’12)です。彼女はこの録音の前に作曲家ロドリーゴに会えたそうでそれだけの思いも込めて演奏にあたった事でしょうオーケストラとの共演録音も初めてだったとか・・・。第1楽章からやや生硬い繊細な感じながらしっとり感も含んでギターはスタートします。バックは底浅い感じもするもののこの曲録音での命題たるギターとのバランスは取れているようには思いました。しかし本調子までは・・・?何か語彙が足らない印象もしました。第2楽章オーケストラ全奏へのかきあげには若さがあり、二十歳過ぎの年齢は相応な曲想にマッチしているのでは。あのオーケストラ全奏は流さないで隅ずみまで大きく隈取りして行きます、薄い感じもしますが指揮者の山下の意図は分かりました。マァ全体新鮮な演奏と言えるでしょう。私は併録のギターセレナード(5’12)やタンゴ(2’39)が聴き捨て出来ない洒落た演奏・曲に気に入りました。又ギター協奏曲(@6’30A7’31B6’06)でも美しい旋律を持つ第2楽章や短調・長調混じって颯爽と進める最終楽章でのギターが印象的です。録音も含め素晴らしい盤であります。なお、村治は「アランフェス協奏曲」について2007年に再録(タイムは@6’25A11’55B5’26でやや全体長めに・・・)しており今後も録り直しするでしょうがビジネス臭くなって来る避けられない宿命、若き女流ギタリストとしての価値上自ずとある限界など厳しい現実に今後どう対応するか注目されますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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