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アンデルセンのおはなし

Kaori Ekuni

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784905015390
ISBN 10 : 4905015391
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デンマークを代表する作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの物語は、人生の喜びや悲しみを豊かに描きだし、今日まで愛されてきました。本書では、アンデルセン童話をこよなく愛した画家エドワード・アーディゾーニが作品を選び、物語の雰囲気をやわらかく繊細なタッチで描いています。

【著者紹介】
ハンス・クリスチャン・アンデルセン : 1805年、デンマークのオーデンセに貧しい靴職人の子として生まれる。11歳のとき父を亡くし、14歳で舞台俳優を志しコペンハーゲンに出るが、挫折する。その後、戯曲や詩を書き、30歳のときイタリア旅行の体験を描いた『即興詩人』で作家として認められる。1875年70歳で亡くなるまでに「おやゆび姫」「小さな人魚」「赤い靴」をはじめ150編あまりの童話を書いた

エドワード・アーディゾーニ : 1900年、ベトナム生まれ。イタリア系フランス人の父とイギリス人の母を持つ。5歳のとき、イギリスに移住。27歳で画家として独立。第2次世界大戦中は、公式の従軍画家に任命される。絵本作家、挿絵画家として高い評価を受け、生涯180冊以上の本を残した。『チム ひとりぼっち』(福音館書店)でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。1979年没

江国香織 : 東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で小さな童話大賞、1992年『きらきらひかる』(新潮社)で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社)で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2007年『がらくた』(以上新潮社)で島清恋愛文学賞、2010年『真昼なのに昏い部屋』(講談社)で第5回中央公論文芸賞、2012年『犬とハモニカ』(新潮社)で川端康成文学賞、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(朝日新聞出版)で谷崎潤一郎賞など受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    江国香織は、新作中心に読んでいる作家です。著者の翻訳物も何冊か読んでいます。数十年ぶりのアンデルセン、大人の童話集でした。既読の作品と未読の作品が半々ですが、オススメは『大クラウスと小クラウス』と『火口箱』です。装幀も挿絵も素敵で、読む価値のある本だと思いますが、何故か読メでも図書館でも人気がありません。

  • mocha

    一日一話ずつ大切に読んだ。小さい頃から幾度となく触れたお話も、情景描写の細やかさまで味わえたのは初めて。江國香織さんの訳に負うところが大きいと思う。「人魚姫」を「小さな人魚」、「ナイチンゲール」を「さよなきどり」とする辺りにこだわりが見える。挿絵画家アーディゾーニ選の14話。総ルビではないし、子どもより大人の方が楽しめそう。

  • 吉田あや

    温かで優しいエドワード・アーディゾーニの絵と共に、江國さんの美しい翻訳でより繊細な物語へと生まれ変わるアンデルセンの名作たち。1本の錫のスプーンから造られた25人のスズの兵隊。その中で1人だけ錫が足らず片足になってしまった兵隊さんと、愛らしい踊り子の人形の恋を描く「しっかりしたスズの兵隊」。簡潔でありながらも丁寧に紡がれた物語の余韻は、悲劇の先に灯る永遠の幸せを感じさせる。淡い恋が一瞬の炎となり昇華していく姿は放心する程に美しい。(⇒)

  • らん

    アンデルセンの絵本やその映像を眺め、苦しみから報われるお話に勇気をもらい、悲しいのにとても美しい愛に切なくも憧れを抱いた幼い日。そんな豊かな感情を与えてくれたお話たちを江國さん訳で。体裁を気にする大人の愚かさや子供の純粋さ、淡い恋、誰よりも美しい魂、理不尽な苦しみや諦めない心、欲望や本当に自分の心を満たしてくれる物。大人になって読むそれらに改めてはっとさせられました。江國さんの柔らかい訳も読みやすく可笑しさや喜び、悲しみと切なさに浸りました。人魚姫の王子様の印象は昔の記憶と随分違いました。王子様…ずるい。

  • mntmt

    読んだことのないお話もあった。アンデルセンのお話は美しく儚いイメージだったけど、それだけではないのだな。

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