Kancheri, Giya (1935-2019) Review List
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Posted Date:2020/05/30
美しくたゆたうヴァイオリンと弦楽の対話。彼の「風は泣いている」が好きな人は気に入るはず。彼岸のような心象風景だが、たまに入る弦楽の強奏で、意識がこちらに引き戻されるのはカンチェリの特徴。そのまま瞑想はさせてくれないのである。また、録音が良い。音が深い。夜に聴くには絶好のディスクだろう。クレーメルのヴァイオリンが共感に満ちていて素晴らしい。現代音楽も捨てたもんじゃない。こういう音楽がもっと作られることを強く望む。
silver .
Posted Date:2018/05/02
以前からカンチェリの作品は聴いてきたが、以前の作品が持っていた、霧の中からいきなり悲劇が飛び込んでくるかのような衝撃は少ない。レビューにもあるような内面との対話の性格があるからだろうか。内面を抉り出すような動的な表現でなく、内面を丹念に描き出すような静けさの要素が強いように感じる。 以前のカンチェリにあった強靭な力と葛藤、そして祈りへの昇華はそれほど感じないが、表現の放出から内側への収斂を行うことで人間を見つめる眼差しのあたたかさを感じる。クレーメルのヴァイオリンはいつも通り切れ味鋭くカンチェリの長いフレーズをモノローグのように語り、同時にオケと、そしてカンチェリの思想に寄り添って歌い上げている。
うーつん .
Posted Date:2017/12/01
明滅するともしびの海を遠くに望む丘の草はらに寝て 暮れようとする或いは明けようとする薄明の昊に抱かれている 気分は無辺の宇宙を駆け巡るようであり またわたつみに底なしの深みへ引き摺り込まれるようでもある 彼は誰か分からぬ 口笛が聞こえたような 誰かが泣いているのか 薄闇に幻影が跋扈し始める 彼が居ないことを知っている だが わたしは居るのか知らぬ グルジアはどこにある国だったろうか 異郷という故国から青い目に光を帯びた老人がわたしに語りかける おまえはどこからきたと そしてどこへ行こうとすると あなたと出会うことはないわたしが あなたを身の内に懐かしく憶うことを今日はじめました あなたの無窮に入っていくために
風信子 .
Posted Date:2015/03/16
カンチェリの交響曲第4、5、6番は今回初めて聴いたが素晴らしい音楽だ。 『風は泣いている』が有名で録音も多いが、交響曲の方が優れていると思う。 交響曲は古典的な形式で親しみやすい作品なので20世紀の音楽に抵抗がある人にも受け入れられると思う。
ユローヂィヴィ .
Posted Date:2013/12/01
少し昔のこと、カンチェリの音楽が一時ブームになったことがあった。あれから日時がたった今(2013年)ふと思い出し、CD棚から取り出し聴いてみた。 静かにそして粛々と続く祈り・・・。聴いてすぐ感動するたぐいの音楽ではない。静かに感動が湧き上がる音楽だ。殺伐とした事件しか報道されない今も、そしておそらく将来も生き続ける音楽だと思う。
うーつん .
Posted Date:2013/09/18
「Abii ne viderem」がゴダールの「映画史」で使われていたので、このCDを購入した。心にしみわたる、奥行きの深い作品だ。ぜひお試しあれ。
Constans . |20year
Posted Date:2013/04/24
約40分の単一楽章による。不在の悲しみの形をした一曲。旋律は虚脱感に満ち、乏しい。ふと焦燥感に駆られて叫びだしたくなるが、その叫びはどこにも届くことなく途切れ、無力に崩れ落ちる。甘い感傷に身を浸したくなるが、美しいメロディを最後まで歌いきることができない。そして再び影が差し、嘆きに身をよじらせる。どこまでもカタルシスに到達することができない、苦しい音楽だ。ときどきソプラノが祈るように言葉を口ずさむが、その言葉はぼんやりとして聴き取ることができない。カンチェリの音楽の中でも、最も胸を深く抉る作品の一つだろう。 新潟を拠点に活動する現代舞踊集団Noismの作品の中で、金森穣がこの曲を使用していたの聴いて、私はこの曲を知りました。
たりん . |20year
Posted Date:2011/06/18
中央アジア出身の作曲家の作品ばかりを集めた珍しいCDです。 カンチェリやアミーロフは有名ですが、その他の作曲家の作品は珍しく、作品もハチャトゥリアン路線のこてこての民族的な作品から、現代風の作品(といってもものすごく難解という程でもないとおもいますが)までさまざまです。 演奏は、Helmrath指揮のドレスデン交響楽団。 良い演奏だと思いますが、曲や作曲家への共感という面は少し弱いと思います。 とはいえ、価格は安く、音もまずまずで、マルチバイのお供にでもどうでしょうか。
レインボー . |20year
Posted Date:2011/04/30
『風は泣いている』 名演奏です。 第2楽章にでてくるベートベンの交響曲第9番第一楽章冒頭のものと思われる音形も印象的です。 どことなく日本の美意識である《わび・さび》の世界を感じさせます。 交響曲第7番も不思議な魅力をもつ作品です。
ユローヂィヴィ .
Posted Date:2010/12/17
かつてクレ−メルがリリースしたピアソラのアルバムみたいなCD。て言うか、かなりピアソラを意識して音楽を作ってる印象。カンチェリっぽくない。湿っぽい曲ばかり。
silver .
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