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サラバ! 上 小学館文庫

Kanako Nishi

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094064421
ISBN 10 : 4094064427
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan

Content Description

累計百万部突破!第152回直木賞受賞作

 僕はこの世界に左足から登場した――。
 圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
 そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。


【著者紹介】
西加奈子 : 1977年、イラン・テヘラン市生まれ。大阪育ち。『サラバ!』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読みやすくて、夢中で読みすすめました。 ...

投稿日:2021/06/19 (土)

読みやすくて、夢中で読みすすめました。 これを機に西加奈子さんの作品他にも読みたいなと思いました。いいお話ですね。

かりえ さん | 大阪府 | 不明

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また読み返したい作品。完全にフィクション...

投稿日:2021/04/21 (水)

また読み返したい作品。完全にフィクションだけど、西さんにしか書けない物語なんだろうなと思いました。読んでいくうちにどんどん引き込まれます

くろあちあ さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さてさて

    『世界に対して示す反応が、僕の場合「恐怖」であるのに対し、姉は「怒り」であるように思う』と姉弟の違いを感じながら小学生の今を生きる歩の物語。そこには、テヘラン、大阪、そしてカイロと、生活の場をダイナミックに移動させていく圷家の日常が描かれていました。テヘランで生まれた主人公の歩が十歳を迎えるまでが描かれたこの作品。それぞれの土地の描写の中にその場所に生きる人々の生活の息吹を感じるこの作品。この先に続く大人への階段を着実に上がっていく歩のそれからと、家族のそれからが楽しみにもなるインパクトのある上巻でした。

  • mae.dat

    思った以上に静かな立ち上がり。3巻に渡る長編の上巻の終わりの方に来て漸くタイトルに繋がったと思ったら、その友であるヤコブとも離れる事になって仕舞って。1980年台の話であったとは、思っていた以上に昔の舞台であっただよ。イランで逆子で産まれてきたぼくと、破茶滅茶気味な姉を中心とした家族と幼少期の境遇を丁寧に説明した上巻なのかなぁ。残り中・下巻あるのですけど、展開は全然予想が付かず。お母さんやお姉さんの影響もあるだろうし、ヤコブとの友情なんかもご破産になる訳は無いと信じつつも、この先どうなるのか。中巻へ。

  • つぼ

    主人公の感覚が自分に合っていた。先が楽しみ。中へ。

  • TAKA

    イランで産まれ少年ながら孤高の人の赴きを漂わせる圷歩。一方「ご神木」と呼ばれれマイノリティに徹する姉。この姉は強烈や。母親も相当の変わり者でもあるなか、よう道外れんと育ったなあと感心した。そうこうしてこの一家はカイロへと移動。ヤコブというエジプト少年に出会う「サラバ!」は2人だけの意志疎通の合言葉となる。気配を消す特技が歩少年の穏便に暮らす術に納得。この本は面白すぎるんですけど。矢田のおばちゃんもさすがのキャラやな。日本に帰ってこの一家はどうなる。中巻へ

  • nuit@積読消化中

    上巻読了。ゆったりと流れる語り手の幼少期。とにかく全ての描写が素晴らしく、毎度ながらに著者の筆力には驚かされる。語り手の姉のどうしようもない部分は自分の姉と重なり読んでいてヒヤヒヤした。彼女がこれからどのような大人になるのか楽しみだ。因みに私の姉は40代後半に差し掛かるものの、未だに変わらず手を焼く存在のまま成長している(苦笑)。上巻後半のエジプシャンの少年と語り手の熱い友情には爽快感が感じられ、タイトルの「サラバ!」に大きな意味があることが分かった。中巻へ進みます!

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