Books

天地の螢 日暮し同心始末帖

Kai Tsujido

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784059007012
ISBN 10 : 4059007013
Format
Books
Release Date
July/2011
Japan

Content Description

公儀勘定組頭が薬研堀で斬殺された。その前月には亀戸村堤で高僧が、湯島切通し坂で御家人の部屋住み二人が殺されていた。旗本から北町同心の家に婿入りし、お役を世襲した日暮龍平が御家人殺しの掛を命ぜられる。破落戸の次男坊と噂の二人は、宵の口の岡場所帰りに襲われたが、賊を見た者はいない。だが、殺害場所の近くでは妖艶な夜鷹の影がちらつき、探索が進むにつれ、別々と思われていた三つの殺しが、ひとりの寺小姓を介して繋がってゆく…。

【著者紹介】
辻堂魁 : 1948年、高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社に勤務。その後、退社して本格的に執筆業に入る。迫真の剣戟場景と江戸情緒溢れる軽妙な筆致が好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぶんぶん

    辛い話だった…人の一生とは、己れの才覚だけでは、どうしょうもない事があるんだと。辛い生い立ち、相棒との出逢い。哀しみに苛まれて、母の化身に身を映す。入り込んだ謎を解きほどく時、小野派一刀流の刃風は何を考える。隆平と中也の立ち会いは、大層美しく、そして辛い…

  • かっこちゃん

    旗本の部屋住みから同心へ、その日暮らしの龍平とあだなされ、色々な雑用を、上手くさばき、尚且つ楽しむ。実は剣の達人。妻、子、にも、恵まれてる。 美貌と、剣の才能に恵まれ、寺子姓から同心へ。似て非なる人生。哀しい話でした。 主人公の、性格の設定が、お気に入りです。

  • clover

    悲しい物語。救いがないというか、何年か早く龍平と出会っていたら、もしかしすると何か変わっていたかもしれないね。切腹介錯のシーンは芸術的でした。父の関わる事に俊太郎も関わっていき、幼いながらいろいろと思うところがあったりするのが可愛い。

  • ソババッケ

    シリーズ4作目。息子の俊太郎は6歳のまま、娘の菜実はしゃべるがまだ何と言っているのかわからない。両国川開きの大花火の警固に借り出され、酔っぱらいの取り締まりの際中に、黒羽二重の女の視線が気になった。そしてその夜、ほど近い薬研堀で勘定組頭と伴侍が斬られた。どうも切ない物語になってしまった。シリーズのこれまでの展開から、最後は龍平の人情裁きに期待したのだが・・・。終章で 、世にはびこる理不尽さを述べているのだが、そして、それをわずか6歳の息子に言わせる設定はちょっとやりすぎかな。★3.3

  • ひかつば@呑ん読会堪能中

    このシリーズは初めて読んだ。黒羽二重の妖艶な夜鷹による斬殺、正体は話の半分あたりで明らかになっているが、背景や動機の解明、最後の対決に至るまでは倒叙物としても楽しめた。エピローグは息子との話だけでもよかったが、シリーズものだからかな。他の巻を即求めることとする。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items