演奏史譚 1954 / 55 クラシック音楽の黄金の日日

目次 : ■第1部：　1954年 / 第1話：　ニューヨークの吉田秀和 / 第2話：　トスカニーニの≪仮面舞踏会≫ / 第3話：　カラス、カラヤン、そして / 第4話：　RCAのステレオ録音開始 / 第5話：　メキシコに死す　〜クレメンス・クラウス〜 / 第6話：　去りゆくマエストロ　〜トスカニーニ最後の演奏会〜 / 第7話：　バルトークの墓　〜ニューヨークのアヅマ・カブキ〜 / 第8話：　リリー・クラウスと『戦場のメリークリスマス』 / 第9話：　バックハウス、東へ / 第10話：　来朝楽人の春、指揮権発動の春 / 第11話：　『シベリヤ物語』と≪森の歌≫ / 第12話：　二曲の交響曲　〜ショスタコーヴィチとムラヴィンスキー〜 / 第13話：　荘厳な熱狂　〜パリのフルトヴェングラー〜 / 第14話：　テルアビブの人々 / 第15話：　モンテヴェルディ事始 / 第16話：　ターリヒと「プラハの春」 / 第17話：　レッグ・ザ・プロデューサー　〜ウォルター・レッグとレコードの世紀〜 / 第18話：　オイストラフ、西へ / 第19話：　デッカのステレオ録音開始 / 第20話：　ロジンスキーとウエストミンスター・レーベル / 第21話：　クレンペラーの帰還 / 第22話：　ブルックナー事始 / 第23話：　ザルツブルクの小枝 / 第24話：　94丁目の孤独　〜ホロヴィッツ〜 / 第25話：　死ぬことを拒否したオーケストラ　〜シンフォニー・オブ・ジ・エア〜 / 第26話：　ハリウッドより　〜ハイフェッツとコルンゴルト〜 / 第27話：　バーンスタインとテレビの時代 / 第28話：　アメリカの好青年　〜クライバーン〜 / 第29話：　原爆を許すまじ　〜ケンプとゴジラと第五福竜丸〜 / 第30話：　フルトヴェングラーの死 / 第31話：　砂漠　〜吉田秀和と別宮貞雄〜 / ■第2部：　1955年 / 第32話：　メトの黒人歌手 / 第33話：　「神童」　〜渡辺茂夫とプリさんグルさん〜 / 第34話：　ここに泉あり　〜群馬交響楽団の夢〜 / 第35話：　大阪にオペラを　〜朝比奈隆と武智鉄二〜 / 第36話：　嵐の前　〜ジョルジュ・シフラ〜 / 第37話：　カラヤン、玉座に / 第38話：　ディーヴァの降臨　〜ヴィスコンティとカラス〜 / 第39話：　オイストラフ来日　〜仕掛人、小谷正一〜 / 第40話：　ショパン・コンクールの人々 / 第41話：　銀二ミラノへ行く　〜山根銀二とスカラ座のカラス〜 / 第42話：　1955年のバッハ（1）　〜アンスバッハのリヒター〜 / 第43話：　1955年のバッハ（2）　〜グールド登場と若者の世紀〜 / 第44話：　1955年のバッハ（3）　〜プラードの「聖者」カザルス〜 / 第45話：　バイロイト・オン・ステレオ / 第46話：　2つのベルリン、1つのウィーン / 第47話：　「バイロイトの第九」発売

【著者紹介】
山崎浩太郎 : １９６３年東京生れ。早稲田大学法学部卒。演奏家たちの活動とその録音を歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、専門誌『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』等に寄稿するほか、衛星デジタルラジオＭＵＳＩＣ　ＢＩＲＤのクラシック・チャンネルのパーソナリティなど（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）