CD

Brass & Wind Works: 福田滋 / リベラ・ウィンド・シンフォニー 江尻和華子(Fl)箱山芳樹(Tb)高良仁美(P)

KIKUKO KANAI

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
3SCD0007
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

沖縄の響き 金井喜久子管楽作品集

日本人女性で始めて交響曲を作曲した金井喜久子の管楽作品集。
 金井喜久子(1906-86)は著書「ニライの歌」で沖縄音楽について『誇るべき美しい南国のメロディー』と書いています。素晴らしい沖縄音楽を世界共通語である五線譜にのせることで、世界へ紹介しようと多くの作品を発表しました。その音楽は、沖縄の伝統・芸能・文化を基に発想され、いずれも親しみやすいメロディー・リズム・ハーモニーに溢れています。
 収録作品は沖縄が祖国へ帰る姿を伝説の大鷲になぞらえた沖縄復帰祝典序曲「飛翔」、初演は三万人の聴衆を集めたというピアノと吹奏楽のための「沖縄ラプソディ」、誰もが知る沖縄民謡をフルートとピアノで奏でる「てぃんさぐの花変奏曲」、隠れた傑作トロンボーンによる「3つの奇想組曲」。ほとんどが世界初録音。
 まさに、沖縄が世界に誇る作曲家の管楽作品集といえましょう。
 演奏は、沖縄出身で金井作品のスペシャリスト高良仁美(ピアノ)、伸びやかで量感豊かな演奏で高い人気を誇る箱山芳樹(新日本フィル主席トロンボーン奏者)、別宮貞雄作品集の清らかな音色で注目された江尻和華子、そしてJapanese composers archives seriesに欠かせないリベラ・ウインド・シンフォニーと福田滋(指揮)です。
 37回目の沖縄本土復帰記念日にあわせて発売。(スリーシェルズ)

【収録情報】
金井喜久子:
・沖縄復帰祝典序曲「飛翔(はばたき)」(1972)*
 リベラ・ウインド・シンフォニー
 指揮:福田滋

・沖縄ラプソディ〜ピアノと吹奏楽のための(1966)*
 ピアノ:高良仁美
 リベラ・ウインド・シンフォニー
 指揮:福田滋

・フルートとピアノのための「てぃんさぐの花変奏曲」(1973)
 フルート:江尻和華子
 ピアノ:高良仁美

・トロンボーンによる「3つの奇想組曲」(1966)*
 激情/哀愁/嬉遊(ましゅんこ)
 トロンボーン:箱山芳樹
 ピアノ:高良仁美

 *世界初CD化

Track List   

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金井喜久子は、沖縄音楽を取り入れた沖縄ク...

投稿日:2015/02/08 (日)

金井喜久子は、沖縄音楽を取り入れた沖縄クラシックの第一人者と言える作曲家です。 このCDは管楽作品を集めた物で、そのほとんどが世界初録音となる物。 最初の2曲が吹奏楽曲で残りが室内楽曲。 冒頭の沖縄復帰祝典序曲『飛翔』は1972年に書かれた曲で名前の通り沖縄返還の記念式典で陸上自衛隊中央音楽隊の演奏で初演されたこの曲、曲名だけだとコテコテの内容のように思えるが、意外とインターナショナルな曲調。 どちらかというと山本直純のピアノ、ブロンクター准尉指揮、アメリカ空軍嘉手納第二○空軍五五八軍楽隊で1966年に書かれた『沖縄ラプソディー』の方がよりコテコテである。 演奏は福田滋指揮、リベラ・ウィンド・シンフォニーで、多少苦しい所も聴かれるが、全体として見ればなかなかの好演を聴かせてくれます。 また、ピアニストの高良仁美のピアノも良いです。 巻末には金井の作品一覧(管弦楽曲や吹奏楽、室内楽曲等の一部のみで全てではないようだ)が載っており資料的価値も高し! 録音もなかなか優秀な録音です。 ただ難点もあって、上記の作品一覧を見る限り金井の吹奏楽曲にはもう一曲、沖縄海洋博賛歌『すばらしき沖縄』(正確には吹奏楽と合唱のための作品)という曲があるようなのですが、この曲が収録されていないのが残念である事、フルプライスのわりに収録時間が39分とLP並に短いのが難点と言えるでしょう。

レインボー さん | 不明 | 不明

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